確定申告の漏れで国民健康保険料が高くなった?遡って申告した場合の対応と修正方法を解説

国民健康保険

無職で収入がない状態にも関わらず、確定申告を忘れたために国民健康保険料が高く算出されてしまった――このようなケースは意外と多く見られます。今回は、遡って申告した場合に保険料が変更されるか、また必要な手続きについて詳しく解説します。

国民健康保険料は前年の所得を基に決まる

国民健康保険料は「前年の所得」に基づいて計算されるため、無申告の場合は「収入不明」として、自治体によっては最大課税額(均等割・所得割)で算出されることがあります。

そのため、収入がなかった場合でも確定申告や住民税申告をしていないと、保険料が不当に高くなる可能性があります。

e-Taxで遡って確定申告したら保険料は変更される?

はい、確定申告の情報が市区町村に反映されれば、国民健康保険料も再計算されるのが一般的です。

ただし、e-Taxで申告した場合でも、市区町村が所得情報を受け取るまでにタイムラグが生じることがあります。

保険料の見直しには市区町村への連絡が必要

確定申告後、速やかに保険料を修正してもらいたい場合は、お住まいの役所の国民健康保険課に連絡し、申告済みである旨を伝えることが重要です。

自治体によっては、申告後に自動で修正されるところもありますが、申告後の反映が間に合わずに通知が出てしまうこともあるため、自己申告が有効です。

具体的な手続きの流れ

  • ① e-Taxで昨年分の確定申告を完了する
  • ② 数日~数週間後に役所に電話または窓口で「無収入申告済み」である旨を伝える
  • ③ 必要に応じて控えの提出やマイナンバーの提示を求められる
  • ④ 再計算後に保険料変更通知が送られる

役所によっては住民税申告も求められる場合があるので、併せて確認しましょう。

還付や減額が認められる可能性も

既に高額な国民健康保険料を支払っていた場合、確定申告によって保険料が下がれば、還付や減額調整を受けられるケースがあります。

ただし時効や年度の切り替えタイミングもあるため、できるだけ早く行動を起こすことが大切です。

まとめ

✅ 国民健康保険料は前年の所得情報に基づいて計算され、確定申告をしていないと不利な保険料になる可能性があります

✅ e-Taxで申告を済ませたら、反映に時間がかかる場合があるため、市区町村に連絡を入れるのが安心です。

✅ 必要があれば役所の窓口に申告済みの控えを持参し、再計算と減額対応を求めましょう。

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