楽天カードは通ったのにJCB Wは審査落ち?クレジットカードの種類と審査基準の違いをやさしく解説

クレジットカード

「楽天カードの審査は通ったのに、JCBカードWでは落ちた…」このような経験をされた方は意外と多くいます。クレジットカードは、支払い方法こそ似ていても、発行会社や審査基準、ターゲット層が異なることで結果が大きく変わることがあります。今回はその理由をわかりやすく解説します。

クレジットカードには“審査の厳しさ”に違いがある

まず、すべてのクレジットカードが同じように見えても、審査の難易度にははっきりと差があります。
例:

  • 楽天カード → 比較的審査が柔軟で発行しやすい
  • JCBカードW → 審査にある程度の信用情報や安定収入が求められる

この違いは、発行するカード会社が重視している「顧客の属性(年収・勤務年数・信用履歴など)」に差があるからです。

なぜ楽天カードは通りやすいのか?

楽天カードは発行数を重視し、学生や主婦など幅広い層に利用してもらう戦略を取っています。過去に多少の借金履歴があっても、現在延滞がなければ通る可能性が高いです。

また、楽天市場や楽天ポイント経済圏と連携しており、利用者がカードを使いやすい=カード会社の利益になりやすいため、リスクを取ってでも発行しているのです。

JCBカードWの審査はなぜ厳しく感じる?

JCBカードWは「若年層(39歳以下)」をターゲットにしつつも、審査自体は保守的です。これはJCBが国内唯一の国際ブランドを持ち、信用を非常に重視する姿勢があるからです。

たとえば、過去に債務整理や延滞歴がある、収入が安定していない、クレヒス(クレジットヒストリー)が薄いなどの理由で落ちることがあります。

「支払い方法が同じ」でもカード会社の見ている部分は違う

一見すると、どちらも「口座から支払うだけで同じ」と思えますが、カード会社はその前段階で次のような情報を見ています:

  • 勤務形態(正社員・アルバイトなど)
  • 年収・勤続年数
  • 他社の借入状況
  • 過去の返済履歴(延滞や金融事故)

つまり「同じ支払い方法=同じ審査結果」にはならないのです。

学生・元借金経験者がカードを選ぶ時のポイント

① 信用情報を整理しよう:CICで開示すれば、自分の信用スコアが確認できます。
② 審査の柔軟なカードから実績を積む:楽天カードやイオンカード、エポスカードなどは比較的入りやすいです。
③ 6ヶ月〜1年、一度も遅れずに利用すれば信用がつく:「クレヒス」を育てることが次のカード審査突破のカギになります。

まとめ:カードの“中身”と“戦略”を知れば納得できる

楽天カードとJCBカードWでは、見た目は同じ「クレジットカード」でも、審査方針・リスクの取り方・収益戦略がまったく異なるため、結果に違いが出ます。

審査に落ちたのは「あなたがダメ」なのではなく、「そのカードが今のあなたとマッチしてなかっただけ」。
焦らず、まずは実績作りからコツコツ始めていきましょう。

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