保険営業職、いわゆる生保レディとして働いている方の中には、「自社の保険商品が個人向けでない」「自分に合った医療保険がない」といった理由で、他社の保険やネット保険の加入を検討される方も少なくありません。本記事では、生保レディがネット保険を利用する際のポイントと注意点について解説します。
生保レディでもネット保険に加入できるのか
結論から言えば、生保レディでもネット保険に加入することは可能です。医療保険に限らず、生命保険・がん保険なども、勤務先の規定に反しない限り契約できます。
ただし、社内規定やコンプライアンス上、自社以外の商品に加入することを制限している会社もあります。そのため、まずは勤務先の規則や担当部署に確認することが大切です。
自社で加入できない理由とは?
多くの生命保険会社では、社員が自社商品を購入する場合、特定の販売チャネル(法人向けのみなど)でしか販売されていない商品であったり、割引制度が適用されないなどの制限があることがあります。
また、販売職が「自社商品に入っていない」となると、職務上の信用や立場に影響が出るという理由で、あえて加入を制限しているケースも存在します。
ネット保険を選ぶメリットと注意点
ネット保険の最大のメリットは、手軽で低コストであることです。営業担当を介さずに加入できるため、保険料が安く、必要な補償だけを選べるシンプルな商品が多いのが特徴です。
ただし、以下のような点には注意が必要です。
- 必要な補償が不足していないかを自分で確認する必要がある
- 給付請求や更新手続きなどは基本的に自己管理
- 勤務先が競合とみなす保険会社に加入することのリスク
たとえば、医療保険なら「SBIいきいき少短」や「楽天生命」などが有名で、短期間で簡単に見積もり・契約が完了します。
契約時に考慮すべきこと
実際にネット保険に加入する際には、以下のようなポイントを押さえましょう。
- 給付金の支払い条件がわかりやすく記載されているか
- 病歴や通院歴があっても加入できるタイプか
- 保険期間や更新のタイミングに制限がないか
ネット保険の公式サイトでは、シミュレーションツールやチャットサポートが整っていることが多いため、活用しながら比較・検討すると安心です。
実際の加入者の声と事例
例えば、都内で生保レディをしているAさんは、社内商品が法人専用のため、自分用には「オリックス生命のネット医療保険」を選択。加入後はマイページ管理で給付請求も簡単にでき、営業活動とは切り離して安心して利用できたと話しています。
また、Bさんは勤務先の規定で他社保険の加入に制限があるため、加入前に上司に相談し、黙認という形で「メディケア生命」に加入しました。トラブル回避のため、社内規定の確認は必須だと実感したそうです。
まとめ:ネット医療保険は選択肢のひとつ、社内確認を忘れずに
生保レディであっても、個人の医療保険としてネット保険に加入することは法律上も制度上も問題ありません。ただし、社内ルールと照らし合わせて慎重に判断することが肝心です。
ネット保険は補償の見える化が進み、今後も選ばれる選択肢の一つとなっていくでしょう。自分の生活スタイルやニーズに合った商品を見つけて、将来の安心に繋げていきましょう。
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