キャッシュレス決済が普及する中で、PayPayを利用していて「勝手に送金されていた」と気づいたときは非常に不安になります。しかも送金相手が家族であっても、意図しない送金が繰り返されている場合は放置できません。本記事では、考えられる原因やすぐに取るべき対処法を具体的にご紹介します。
まずは送金履歴と連携口座を確認する
最初に確認すべきはPayPayアプリ内の「取引履歴」です。ホーム画面の「取引」タブから、過去の支払いや送金の履歴をすべて時系列で確認できます。
たとえば、「○○さんに500円送金」と複数回表示されていれば、何かしらの自動送金設定や、不正アクセスの可能性を疑うべきです。
家族内での誤操作やスマホ共有の可能性
高齢のご家族がスマホを操作している場合、誤って送金操作をしている可能性もあります。特に「簡単送金」機能では、過去に送った相手がワンタップで表示されるため、意図せず何度も送金されることも。
このようなケースでは、スマホのパスコード設定を強化し、PayPayアプリに指紋認証や顔認証を導入することが有効です。
不正利用の兆候か?自動引き落とし機能を見直そう
PayPayでは、銀行口座を連携していると「オートチャージ」機能が有効になっていることがあります。これにより、残高が不足すると自動的に口座からチャージされ、そのまま送金されることもあります。
アプリの「アカウント → 支払い設定 → 銀行口座とチャージ設定」からオートチャージをOFFにし、再度連携を解除しておくと安心です。
不正アクセスを疑う場合はすぐにPayPayに連絡を
ご本人が操作していないのに送金が繰り返されている場合は、不正利用の可能性も否定できません。以下の対応をすぐに行いましょう。
- PayPayアプリで「ログイン履歴」を確認し、見覚えのない端末がないかチェック
- PayPay公式サポートに連絡し、状況を報告
- 場合によっては警察への相談も検討
PayPayでは不正利用が確認された場合、補償制度により返金対応がされることがあります。
アカウントの保護と家族のサポート体制を見直す
高齢の家族がスマホ決済を使っている場合、使い方を十分に説明し、必要に応じて家族でサポート体制を整えることが大切です。
また、PayPayアプリにパスコードロックを設定し、使わない機能は無効化することで、今後のトラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ:PayPayの異常送金には冷静な対応を
PayPayで「勝手に送金された」と感じたときは、慌てず履歴と設定を確認し、不正の可能性があればすぐに公式サポートへ相談することが大切です。家族でのスマホ共有や誤操作による送金を防ぐための対策も同時に講じて、安全にキャッシュレス決済を活用していきましょう。
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