住宅ローンの仮審査が通ったにもかかわらず、既存のカーローンなどがネックとなって本審査に不安を感じている方は多いです。特に池田泉州銀行のように「完済条件付き」で仮審査が通過した場合、どう対応するかが住宅ローンの成否を左右します。本記事では、そうした条件付き審査とおまとめローン(借り換えローン)の活用による対処法を解説します。
仮審査における「完済条件」とは
銀行の住宅ローン仮審査で「他の借入の完済が条件」となるのは、主に信用情報と返済比率の観点からです。年収に対して借入総額が一定以上あると、返済能力に懸念があると判断されるからです。
池田泉州銀行でも、既存の自動車ローンやカードローンなどが完済済みであることを本審査の条件とするケースがよく見られます。
おまとめローンで借り換えるのは有効か?
200万円のカーローンを完済条件にされた場合、その返済を楽にするためにおまとめローンを検討する人もいます。しかし、おまとめローンに借り換えた時点で「完済」にはなりません。形式的には新たなローンに借り換えたにすぎないため、住宅ローンの審査上は「借入が残っている」と見なされる可能性が高いです。
つまり、仮審査時の「完済条件」に対しては、おまとめローンは原則として無効と考えるべきです。
例外的に通過するケースとは
ただし例外的に、おまとめローン後の残債が大幅に減額されたり、借入条件が改善されている場合、銀行によっては再審査に応じてくれる場合もあります。たとえば。
- 借入残高が半分以下に減った
- 返済期間が短縮された
- 年収が上がった or 共働き世帯になった
このような「状況改善」が明確に証明できる場合は、仮審査再申請で見直しされる可能性もあります。
他に取れる選択肢
もっとも確実なのは、事前にカーローンを一括返済し、住宅ローンの本審査に臨む方法です。どうしても即金での返済が難しい場合、以下の選択肢も検討できます。
- 親族からの一時的な借入(贈与扱いに注意)
- ボーナスでの繰上返済予定を提示し、銀行に相談
- 他の金融機関で「既存借入を考慮しない」方針の住宅ローンを探す
銀行によって審査基準が異なるため、池田泉州銀行以外での仮審査も同時並行で進めると安心です。
金融機関に正直に相談することが最重要
借入の状況や完済意志については、包み隠さず銀行に伝えることが重要です。中には柔軟に対応してくれる銀行担当者もいますし、返済計画や書類の準備によって印象が大きく変わることもあります。
また、池田泉州銀行の住宅ローン公式ページや、各支店の窓口で直接相談するのも効果的です。
まとめ:完済条件付き仮審査とおまとめローンは慎重に判断を
池田泉州銀行の住宅ローン仮審査で「カーローン完済が条件」とされた場合、形式的にはそのローンを他の借入に切り替える「借り換え」では条件を満たさないと考えるのが原則です。
最終的な対処法としては。
- 一括返済できるか検討
- 銀行に再相談し、返済意志と計画を説明
- 他行で審査を受ける
冷静に複数の選択肢を比べ、納得できるかたちで住宅ローンの審査に臨みましょう。
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