基礎控除申告書での収入金額と所得金額の違いについて

基礎控除申告書を記入する際に登場する「収入金額」と「所得金額」について、具体的にどのように記入すれば良いのか、また公的年金が所得に含まれるのかについて解説します。

1. 収入金額と所得金額の違いとは？

収入金額とは、あなたが得たお金の総額のことを指します。例えば、給与や事業所得など、手取り額や税金を差し引く前の金額が収入金額です。

一方、所得金額とは、収入金額から必要経費や控除を差し引いた後の金額です。例えば、給与所得の場合、給与所得控除などが差し引かれた後の金額が所得金額となります。

はい、公的年金（国民年金や厚生年金など）も所得に含まれます。年金額が収入として計上され、その金額から控除を差し引いた後の金額が「年金所得」として計算されます。

そのため、公的年金を受け取っている場合、年金収入は「収入金額」に含まれ、そこから所定の控除を差し引いて「所得金額」が決まります。

基礎控除申告書には、まず収入金額を記入し、その後、所得金額を記入することになります。もしあなたが公的年金を受け取っている場合、年金額を収入金額として記入し、年金控除などを適用して所得金額を算出します。

注意点として、収入金額と所得金額は異なるため、正確に記入することが大切です。また、年金以外の収入がある場合も同様に収入金額と所得金額を分けて記入します。

収入金額と所得金額の記入を間違えると、税額計算に影響を与え、最終的な税額が誤って計算される可能性があります。申告書の記入ミスを避けるためには、収入金額と所得金額の定義をしっかり理解し、正確に記入しましょう。

もし、記入に不安がある場合は税理士に相談することをお勧めします。特に公的年金が関わる場合は、正しい控除を適用することが重要です。

収入金額は、実際に得た金額の総額を意味し、所得金額はその金額から必要経費や控除を差し引いた後の金額です。公的年金は収入金額に含まれ、そこから控除を差し引いて所得金額が算出されます。

基礎控除申告書を記入する際には、収入金額と所得金額をきちんと分けて記入し、正確に申告することが求められます。