毎日の洗濯にかかるコストは、思っているよりも家計に影響を与えることがあります。特に、洗い・すすぎ・脱水・乾燥とフルに使用している場合は、水道代と電気代の合計額が気になるところです。この記事では、一般的な設定を基に、1カ月分の水道光熱費をシミュレーションしてみます。
洗濯機の使用条件と前提
今回の試算では、次のような条件で洗濯を1日1回行うケースを想定しています。
- 洗い:43リットル
- すすぎ:3回 × 43リットル = 129リットル
- 脱水:12分
- 槽風乾燥:3時間
- 期間:30日間
この場合、水の使用量は1日あたり172リットル、1カ月で5,160リットル(5.16立方メートル)になります。電気の使用は洗濯・脱水で約0.5kWh、槽風乾燥で1時間あたり約0.3kWhとして合計1.4kWh/日、1カ月で約42kWhを想定しています。
水道代の計算方法と目安
水道料金は地域によって異なりますが、平均的には1立方メートルあたり約200円前後とされています。5.16立方メートルの使用で概算すると以下のようになります。
- 水道代:5.16 × 200円 = 約1,032円
下水道代が別途必要な場合もあるため、実際にはもう少し上乗せされる可能性があります(+500円〜1,000円程度)。
電気代の計算と参考価格
一般的な電気料金単価を1kWhあたり31円として計算します。1日1.4kWhの使用で、1カ月の合計は次の通りです。
- 電気代:42kWh × 31円 = 約1,302円
電力会社のプランや時間帯によって多少の差はありますが、おおよそこれに近い金額になります。
1カ月の合計コストと節約ポイント
水道代と電気代の合計はおよそ以下の通りになります。
費用項目 | 概算額 |
---|---|
水道代 | 約1,032円 |
電気代 | 約1,302円 |
合計 | 約2,334円 |
節約のコツとしては、以下の方法が考えられます。
- 風乾燥をタオルや部屋干しに切り替える
- すすぎ回数を2回に減らす
- 洗濯の頻度を2日に1回にする
実例:節約した場合のコスト比較
例えば、すすぎを2回に、風乾燥を1時間に短縮した場合、水道使用量は43L+86L=129L、電気使用は0.8kWh/日程度になります。これをもとに試算すると、
- 水道代:129L × 30日 = 3.87m³ → 約774円
- 電気代:24kWh × 31円 = 約744円
- 合計:約1,518円
このように、条件を少し変えるだけで800円程度の節約が可能です。
まとめ
毎日の洗濯にかかる水道代と電気代は、標準的な使用で月額2,300円前後になります。使用状況や地域によって多少前後しますが、すすぎや乾燥時間を見直すだけでも大きな節約効果があります。光熱費の見直しをしたい方は、洗濯機の使用方法を見直すことから始めてみましょう。
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