銀行口座を開設する際に「本店」と「支店」のどちらで口座を作るべきか迷った経験はありませんか?本記事では、本店口座と支店口座の違いや、どちらが一般的なのか、日常利用におけるメリット・デメリットを解説します。実際に複数の銀行口座を持っている方や、今後新しく開設したいと考えている方に役立つ内容をまとめました。
本店と支店の違いとは?
まず基本として、本店とは銀行の主要な事業所であり、支店はその下に属する営業拠点です。ただし、口座開設時に本店か支店かを選んだからといって、利用できるサービスに明確な差が出るわけではありません。
多くの銀行では、どの支店で開設しても全国のATMやインターネットバンキングで同等の機能が使えるため、利便性に大きな違いはないのが実情です。
本店口座が選ばれる理由
一部の人が本店で口座を作る理由には以下のようなものがあります。
- ネット銀行などで初期設定時に「本店」が自動選択される
- 企業や法人が、主要取引銀行として本店口座を利用することがある
- 支店選びが面倒なので、無難に本店を選ぶ
しかしながら、個人利用では本店口座である必要性は基本的にありません。
支店口座を選ぶメリット
支店で口座を開設するメリットもいくつかあります。
- 勤務先や自宅に近い支店を選ぶことで窓口の利用が便利
- 地元密着型の支店なら、担当者との関係が築きやすい
- 転居時に住所変更や手続きがスムーズなケースも
たとえば、三菱UFJ銀行で「本店」ではなく「新宿支店」で口座を作っても、スマホアプリやATMでの利用には差がありません。
ネット銀行では本店名義がデフォルト
楽天銀行やPayPay銀行、住信SBIネット銀行などのネット銀行では、そもそも支店という概念が薄く、「本店営業部」などの表記になることがほとんどです。これはシステム上の仕様であり、特別な意味はありません。
また、オンラインで口座開設した場合、支店名を指定できない場合もあり、自動的に「本店営業部」や「◯◯支店」が割り当てられることもあります。
複数口座の使い分けには支店も便利
生活費用、貯蓄用、ネット決済用など、目的ごとに口座を分けたい場合は、同一銀行の別支店で複数口座を開設するという手法もあります(※銀行によっては不可の場合もある)。
支店ごとの口座番号で区別ができるため、振込や資金管理において便利に使い分けることができます。
まとめ:本店にこだわる必要はない
銀行口座は本店で作る必要はなく、自分にとって使いやすい支店を選ぶことが重要です。インターネットバンキングやATMでの利用では、本店・支店に大きな違いはありません。これから口座を開設する方は、地理的な利便性や用途に応じて柔軟に選びましょう。
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