ATMでキャッシュカードの暗証番号を複数回間違えると、セキュリティのためにゆうちょ銀行ではカードがロックされます。こうした場合、再度利用するには郵便局の貯金窓口でロック解除の手続きを行う必要があります。本記事では、その際に必要な本人確認書類と手続きの流れをわかりやすく解説します。
暗証番号ロックとは何か?
キャッシュカードの暗証番号をATMで一定回数(通常3回)連続して間違えると、不正利用を防ぐ目的で自動的にカードがロックされます。この状態になるとATMでは入出金や残高照会ができなくなります。
このロックは自動解除されることはなく、本人が窓口で手続きしなければ解除されません。
ロック解除のために必要なもの
ロック解除手続きには以下のものを持参する必要があります。
- ゆうちょ銀行のキャッシュカード
- 本人確認書類(例:健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど)
窓口での案内によれば、健康保険証は本人確認書類として原則有効です。ただし、保険証単独では受付できない場合もあり、公共料金の領収書などを補完書類として求められることもあります。
本人確認書類の組み合わせと注意点
ゆうちょ銀行の公式ガイドラインでは、本人確認書類は「顔写真付き1点」または「顔写真なし2点以上」の組み合わせが必要とされています。
- 顔写真付き書類例:運転免許証、マイナンバーカード、パスポート
- 顔写真なしの場合:健康保険証+公共料金の領収書や住民票など
したがって、健康保険証しか持っていない場合は、もう1点の補助書類(発行3か月以内のもの)を一緒に持参するとスムーズです。
手続きの流れと所要時間
窓口での手続きの流れは以下の通りです。
- 受付票を記入して順番待ち
- 本人確認書類とキャッシュカードを提示
- 暗証番号ロックの解除依頼
- 暗証番号の再設定が必要な場合、その場で手続き
所要時間は混雑状況にもよりますが、概ね20~30分程度です。
万が一書類に不備があると?
本人確認書類が不完全だと、当日中の手続きができない場合があります。そのため、事前に電話などで窓口に必要書類を確認してから来店すると安心です。
また、本人以外による手続きは原則不可です(委任状があっても限定的)。
まとめ:健康保険証は原則有効だが補完書類があると安心
ゆうちょ銀行の暗証番号ロック解除手続きには本人確認書類が必須であり、健康保険証だけでも可能な場合がある一方で、追加書類を求められるケースもあります。安全かつ確実に手続きを行うためには、顔写真付きの書類を用意するか、補完書類をあわせて持参しましょう。
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