海外旅行でWiseデビットカードを使うメリットとは?ユーロ建てのホテル予約で得する活用術

デビットカード

海外旅行を控えている方にとって、現地通貨での支払いに関わる手数料やレートは気になるポイントです。そんな中、注目されているのが「Wise(旧TransferWise)」が提供するデビットカードです。特に、ヨーロッパ圏などでユーロ建てのホテル予約を行う際、Wiseカードを利用することでクレジットカードよりも金銭的に有利なケースがあります。本記事ではそのメリットや活用方法、注意点について解説します。

Wiseデビットカードの特徴と基本機能

Wiseは、世界中の通貨を安い手数料で両替できるマルチカレンシー口座を提供しており、そこに紐づいたデビットカードを発行できます。このカードを使うことで、現地通貨での決済がスムーズかつお得になります。

例えば、日本からユーロ圏のホテルを予約する場合、日本円からユーロへの両替コストが一般的なクレカよりも低く済みます。Wiseは市場実勢レート(いわゆるリアルレート)に近い為替レートを使用し、さらに透明な両替手数料(約0.5〜1%程度)を提示します。

クレジットカードとの比較:手数料と為替コスト

多くの日本発行のクレジットカードは、海外での外貨建て決済時に「為替手数料(2〜3%前後)」を上乗せしています。これに加え、カード会社によっては為替レート自体も割高に設定されていることがあります。

一方Wiseでは。

  • 為替レートはリアルタイムの市場レート
  • 為替手数料は0.5〜1.2%程度と明示
  • 請求は即時引き落とし(後払いでない)

これにより、クレカよりもコストを1〜2%程度節約できる可能性が高いです。

Wiseでユーロ建てのホテルを予約する際の準備

Wiseカードでユーロ建て決済を行う場合、以下の2点を確認しましょう。

  1. Wise口座に十分な資金があるか
  2. ユーロ通貨が口座に用意されているか

Wiseは、対象の通貨残高がある場合はそこから支払われ、なければ日本円などの他の通貨から自動的に両替されて支払われます。ただし、リアルタイムの為替レートと手数料が即時で適用されるため、あらかじめユーロに両替しておけばコストを固定でき、安心です。

事前にユーロ残高へ両替し、必要な金額をWise口座に入金しておくのがベストな使い方です。

実例:Wiseとクレカで支払った場合の差額

仮に500ユーロのホテルを予約した場合。

支払方法 為替レート 手数料 日本円換算額(概算)
クレジットカード 1ユーロ=160円 +3% 約82,400円
Wise(事前両替) 1ユーロ=158円 +0.7% 約79,500円

このように、500ユーロの支払いでも数千円単位の差が出ることがあるため、Wiseは中〜長期の海外滞在では特に有利な選択肢になります。

Wiseを使う際の注意点

  • オーソリ(仮押さえ)処理がホテルにより不可な場合がある:特にデビットカードでは、即時引き落としの性質上、予約段階でトラブルになる可能性があるため、宿泊施設に事前確認を
  • 口座残高が不足していると決済エラーになる:必ず十分な金額を入金しておくこと。
  • 外貨両替のタイミングに注意:相場が大きく動く前に両替しておくと安心。

まとめ:Wiseカードは海外旅行の頼れる味方

海外旅行においてWiseデビットカードは、為替手数料の安さ・リアルタイム決済・通貨選択の柔軟性などの点で非常に魅力的です。ユーロ建てのホテル予約など、外貨決済を想定している場合には、Wiseカードの利用はクレジットカードよりも実質的にお得になるケースが多いです。

ただし、使用には事前の入金・両替や、施設ごとの対応確認が必要となるため、しっかり準備を整えて安心して海外旅行を楽しんでください。

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