イギリス旅行でクレジットカードを活用する予定の方にとって、VISAやMastercardは心強いブランドですが、現地でのトラブルや不便を防ぐために知っておきたいポイントもいくつか存在します。この記事では、三井住友NLカード(VISA)とLIFEカード(Mastercard)を海外で使う際に注意すべき点と対策をまとめました。
VISA・Mastercardは基本的にイギリスで広く使える
イギリスではVISAとMastercardの両方が非常に高い普及率を誇っており、ホテル・レストラン・スーパー・交通機関などほとんどの場所で使用可能です。
特にロンドンなどの都市部では、カード決済が一般的であり、現金よりもクレジットカードやデビットカードの使用が主流となっています。
渡航前に確認したいカードの設定と準備
- 海外利用を事前にカード会社に通知
不正利用防止の観点から、事前に「渡航先・期間」を申請しておくと利用制限のリスクが減ります。 - 暗証番号の確認
イギリスではタッチ決済も多いですが、高額決済や端末によっては暗証番号(PIN)が求められます。 - 利用限度額の見直し
海外利用は一時的に上限を上げておくのがおすすめです。とくに滞在期間が長い場合や高額なホテル・ショッピングを予定している方は要確認。
オフライン環境や小規模店での懸念点
地方の個人経営の店やB&B(ベッド&ブレックファスト)などでは、カードが使えない、または特定ブランドのみ対応というケースもあるため、念のために少額の現金も持っておくと安心です。
また、電車の券売機や自動販売機の一部では「海外発行カード非対応」となることもあります。そんな時は有人窓口やApple Pay/Google Payでの支払いも視野に入れておきましょう。
ICチップ対応・非接触(タッチ決済)の活用
三井住友NLカード・LIFEカードのどちらもICチップ・タッチ決済に対応しています。イギリスでは特に「コンタクトレス決済(Contactless)」が日常的に使われているため、タッチ決済対応カードは大変便利です。
ロンドン地下鉄やバスでは、タッチ決済対応カードでそのままゲートを通過できます(Oysterカードの代替として利用可)。
カードが通らない・拒否されるケースと対処法
- 現地端末が海外発行カード非対応
- カード会社が不正利用と判断しブロック
- 利用限度額を超えていた
- PINコードが正しく入力できなかった
このような場合は、別ブランドのカードを用意する・海外緊急連絡先を把握するなどの対策が有効です。アプリからロック解除や利用通知ができる機能を活用するのもおすすめです。
補足:現地ATMでのキャッシングも検討を
万が一の現金不足に備えて、現地ATMでのキャッシングを利用する手もあります。利息はかかりますが、両替所よりもレートが良い場合もあります。
ATM利用には「海外キャッシング機能の有効化」と「暗証番号の入力」が必要なので、出発前に設定を確認しておきましょう。
まとめ
三井住友NLカード(VISA)とLIFEカード(Mastercard)があれば、イギリスでの支払いは基本的に問題ありません。ただし、念のために現地での利用可否、利用制限、IC・タッチ決済の対応状況などを確認し、事前準備をしっかり整えることが安全で快適な旅のカギです。
カード以外にも現金やモバイル決済などの代替手段を持っておくことで、あらゆる場面に柔軟に対応できるでしょう。
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