夫婦2人の食費は月4万円台で妥当？内訳から見る適正額と見直しポイント

夫婦ふたりの生活で月4万〜4.5万円の食費。お米・調味料・保存食・お酒も含むとなれば、節約を意識しながらも豊かに暮らしている印象です。とはいえ、さらに貯金を増やしたい場合、今の食費が妥当なのか、どこに見直し余地があるのかを確認しておくのは大切なことです。

一般的な夫婦2人の食費の目安

総務省の家計調査（2023年）によれば、30代夫婦2人世帯の平均食費は約6万円前後（外食含む）です。外食を除いた家庭内の食費のみなら、月4万〜4.5万円はかなり健闘している水準だといえるでしょう。

特に「夫の3食＋保存食＋お酒＋調味料」まで含む場合は、家庭料理の質を保ったまま無理のない節約ができていると評価できます。

どこまでが「食費」？見直し前に定義を確認

意外と見落とされがちなのが、「食費に含めるもの」と「その他費目にするもの」の違いです。たとえば以下の項目。

• お酒：嗜好品費として分ける人も
• 夫の出張用保存食：雑費・日用品に含めるケースあり
• 調味料や米：月単位で変動しにくいため、別枠管理の家庭も

これらを「食費」として一括管理している場合、実態以上に高く見えることがあります。

実例：4.5万円の食費の内訳モデル

以下は、ある30代夫婦の月間食費内訳の一例です。

お弁当や毎日の夕食を手作りしていると、加工品を減らせる分、食材の質と安全性を保ちながら費用を抑えられます。

食費を抑える工夫と続けるコツ

節約を継続するには、「我慢」ではなく「工夫」で乗り切るのが鍵です。以下の方法が効果的です。

• 冷凍保存で食材ロスを減らす
• 週1回の買い出しでまとめ買い
• 業務スーパーやドラッグストアの活用
• 特売日の把握と買い物リスト作成

また、お弁当を1週間単位で「作り置き→詰めるだけ」のスタイルにすることで、忙しい朝も手軽に準備ができ、外食費も抑えられます。

家族間でのコミュニケーションも大切

パートナーから「貯金を増やしてほしい」と言われるとプレッシャーになるかもしれませんが、今の取り組みを見える化して共有することで理解を得られやすくなります。

家計簿アプリのスクリーンショットや、手書きの1ヶ月分の買い物リストを見せながら、「ここまで工夫している」ことを伝えると良いでしょう。

まとめ：4万円台の食費は十分努力している証拠

夫婦ふたりの家庭で、嗜好品や保存食込みで4万〜4.5万円の食費は、全国的に見ても節約上手な部類です。無理に切り詰めるのではなく、メリハリのある使い方を続けながら、家族と協力して家計改善を目指していくことが理想的です。

「節約＝頑張っている証拠」であることを忘れず、堂々と今の努力を伝えていきましょう。