PayPayカードを手にすると、設定画面に「ショッピングリボ枠」という項目が表示されることがあります。このリボ枠は、リボ払いに関する利用可能額を示していますが、具体的な意味や影響について理解しておくことが重要です。この記事では、ショッピングリボ枠の概要や設定方法、注意点について詳しく解説します。
ショッピングリボ枠とは?
ショッピングリボ枠は、リボ払いで利用できる上限額を示すものです。これは、カードの総利用可能枠の中で、リボ払いや分割払い、ボーナス払いなどの割賦払いに利用できる部分を指します。例えば、総利用可能枠が100万円で、ショッピングリボ枠が80万円の場合、リボ払いでの利用は最大80万円までとなります。
この枠は、カード会社が利用者の信用情報や利用実績などを基に設定します。利用者がリボ払いを希望しない場合でも、初期設定として枠が設けられていることがあります。
リボ払いの仕組みと種類
PayPayカードでは、以下の3種類のリボ払いが提供されています。
- 通常のリボ払い:購入時にリボ払いを指定する方法。
- まるごとフラットリボ:すべての利用分が自動的にリボ払いになる設定。
- これだけスキップリボ:特定の利用分のみを後からリボ払いに変更する方法。
これらのリボ払いを利用することで、毎月の支払い額を一定に保つことができますが、手数料が発生する点に注意が必要です。
リボ払いの手数料と支払い額の設定
リボ払いを利用すると、実質年率18.0%の手数料が発生します。毎月の支払い額は、設定した「リボお支払いコース」の元金と手数料の合計となります。初期設定では、元金が3,000円に設定されており、これを1,000円単位で変更することが可能です。
ただし、リボルビング残高が200,000円を超えると、元金の最小額は自動的に10,000円となります。支払い額の設定は、PayPayアプリやウェブの会員メニューから行うことができます。
リボ払いの設定と解除方法
リボ払いの設定や解除は、以下の手順で行えます。
- 設定方法:PayPayアプリの「管理」タブから「リボ管理」を選択し、希望するリボ払いの種類を設定します。
- 解除方法:同様に「リボ管理」から、設定済みのリボ払いを選択し、「解除する」を選びます。
なお、解除後も既にリボ払いとして計上された利用分は、1回払いに戻すことはできません。残高を一括で支払いたい場合は、「リボ残高おまとめ払い」を利用することが推奨されます。
ショッピングリボ枠の注意点
ショッピングリボ枠が設定されていても、自動的にリボ払いになるわけではありません。リボ払いを利用するには、上記の設定が必要です。また、リボ払いを利用しない場合でも、枠が設定されていることで混乱することがあります。
リボ払いを利用するかどうかは、利用者のライフスタイルや支払い能力に応じて判断することが重要です。手数料が発生するため、計画的な利用が求められます。
まとめ
PayPayカードのショッピングリボ枠は、リボ払いに利用できる上限額を示すものであり、利用者がリボ払いを選択しない限り、自動的に適用されることはありません。リボ払いを利用する際は、手数料や支払い額の設定に注意し、計画的な利用を心がけましょう。自身の支払い能力やライフスタイルに合わせて、最適な支払い方法を選択することが大切です。
コメント