マイナポータルの健康保険証情報画面に「この資格情報では、医療機関・薬局等で利用できません」と表示された方に向けて、原因と適切な対応方法をわかりやすく解説します。
表示される理由とは
このメッセージは、マイナポータルに表示されている資格情報が「無効」または期限切れになっている場合に出ます。
主な理由は、旧保険者の資格喪失処理や新保険者の資格登録が完了していないことによるものです。
混同例:親の扶養から外れた場合
たとえば親の扶養から抜けて自身が加入する社会保険へ切り替えた後、共済組合など旧保険者の手続きが残っていると、ポータル上に古い情報が残ったままになります。
その結果、新しい資格情報が反映されず、「医療機関で利用できません」と表示されるケースがあります。
更新が遅れている際の具体的な例
たとえば、転職して新しい保険者へ資格通知が遅れた場合、病院でオンライン資格確認を行うと旧資格や無効状態と表示され、窓口で10割自己負担となることもあります。
この場合、療養費の立替払いや保険者への請求によって後から補償される場合があります。
対処方法とステップ
- 旧保険者:所属していた共済組合や前の勤務先に喪失処理が完了しているか確認。
- 新保険者:現在加入中の健康保険組合や勤務先を通じて登録状況を照会。
- 国保加入の場合:市区町村窓口へ保険加入手続きと登録状況の確認を相談。
これらの調整が済むまで、最新資格情報が表示されない場合がありますので、対応が終わるまで待機または問い合わせが必要です。
受診時の注意点
医療機関へ行く際、資格確認ができないと10割負担で請求される場合があります。
その場合、マイナポータル画面のPDFや「資格情報のお知らせ」などを提示すると保険適用になるケースがあるので、証明資料を準備しておくと安心です。
まとめ
この表示が出た場合は、基本的に資格情報の切り替え処理に時間がかかっていることが原因です。
旧保険者・新保険者どちらの登録処理が完了していないかを確認し、必要に応じて問い合わせることで状況が解消されます。
病院に行くときにはマイナポータル画面や「資格情報のお知らせ」を持参することで、保険適用される可能性もあります。
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