水道料金が毎月同じ金額・使用量で請求されるという状況に疑問を持つ方も少なくありません。特に日常の使用状況に大きな変化がない場合は偶然かもしれませんが、それが長期間続くと「何かおかしいのでは」と感じるのも自然です。今回は、同じ水道使用量が続く原因や、確認すべきポイントについて解説します。
水道料金が毎月同じになる理由とは?
水道料金がまったく同じになる主な理由は、使用量が偶然にも一定であるか、検針やシステムの問題が起きている可能性があります。
たとえば、検針員がメーターを読み間違えた、または前回と同じ数字を記録しているというケースも稀にあります。自動検針器を使用している地域でも、データ転送に問題があれば同様のことが起こり得ます。
実際の事例:62日間で30m3使用というパターン
質問の例では、「62日間で30m3、6,859円」という使用量・金額が毎月続いているとのこと。3人世帯(大人2人+幼児1人)であれば、水の使用量としては平均的な範囲です。ただし、同じ日数・同じ使用量・同じ料金が月ごとに続くのはやや不自然です。
このような場合は、まず検針票の「前回指針」と「今回指針」が実際に変動しているかどうかを確認しましょう。どちらも同じであれば、検針そのものが行われていないか、メーター異常の可能性があります。
考えられる原因とチェックポイント
- 実際の使用量が一定:生活パターンが安定している場合、水の使用量がほぼ変わらないこともあります。
- 検針ミス:前月と同じ数値が続いていれば、記録ミスの可能性も。
- 水道メーターの故障:動いていない、または通信エラーが起きている場合、数値が更新されません。
- 推定値による請求:大雪や災害時、検針不能な際に前月の使用量を参考にした「見込み請求」になることがあります。
これらの項目は、自分の検針票や明細をもとに照らし合わせて確認することが可能です。
市区町村の水道局に相談するのが安心
請求に疑問がある場合は、地域の水道局や指定の水道事業者に連絡して確認するのが一番確実です。電話や窓口、最近ではWebフォームからも問い合わせ可能な自治体が増えています。
問い合わせの際は「過去◯か月分の検針票」や「直近のメーター指針の写真」などを準備しておくとスムーズです。必要であれば現地確認やメーター交換なども行ってもらえます。
長期間使用量が変わらないときの対処法
水道の使用量に異常がないかを自分でチェックする方法もあります。たとえば。
- 自宅の水道メーターを確認する(赤い針やデジタル表示の変化)
- 1日置いて使用量を記録し、差があるか確認
- 普段どおりの生活を続けつつ、検針票を比較
もし使用量が全く変化しないようなら、やはりメーターや検針に問題がある可能性が高いといえます。
まとめ:水道使用量が同じ月が続いたら、まずは冷静に確認を
水道料金や使用量が毎月同じというケースは、まれに起こり得ますが、何かしらの要因が隠れていることもあります。まずは検針票の「指針値」が変化しているかどうか、自分でのチェックが重要です。
不安があれば早めに水道局へ相談することで、早期に原因が特定でき、誤請求を防ぐことにも繋がります。適切な対応で安心した生活を送りましょう。
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