基本給26万円の手取り額はいくら?社会保険・税金を差し引いた実際の収入を徹底解説

家計、節約

「基本給が26万円だと、実際の手取りはいくらになるのか?」これは就職・転職・昇給のタイミングでよく出てくる疑問です。給与明細には多くの控除項目があるため、額面通りにお金が受け取れるわけではありません。この記事では、社会保険料・所得税・住民税などの控除をふまえて、26万円の基本給から計算される手取り額の目安をわかりやすく解説します。

基本給とは?総支給額との違い

まずは「基本給」の意味を押さえておきましょう。基本給とは会社が定めた職務や等級に応じて支払われる固定給です。時間外手当、通勤手当、役職手当などの「手当」は含まれず、これらを足したものが「総支給額」になります。

この記事では、基本給26万円を「総支給額」として仮定し、手取りを計算していきます。

社会保険料の控除額(健康保険・厚生年金・雇用保険)

給与から引かれる主な社会保険料は以下の通りです。

  • 健康保険:約8.0%
  • 厚生年金:約18.3%(本人負担はその半分=約9.15%)
  • 雇用保険:0.6%

これらを合計すると、約17.75%のうち本人負担分は約13.25%。26万円に適用すると、社会保険料はおよそ34,450円となります。

税金の控除(所得税・住民税)

税金は給与額・扶養の有無・年齢などで変動しますが、独身・扶養なし・東京都在住のモデルで試算すると次のようになります。

  • 所得税:約4,200円
  • 住民税:約13,000円

合わせて税金控除は約17,200円が目安です。

実際の手取り額の目安

上記を合計して、給与から差し引くと以下のようになります。

項目 金額(円)
基本給(総支給額) 260,000
社会保険料 -34,450
所得税+住民税 -17,200
手取り額 約208,000

つまり、基本給26万円の手取り額はおよそ20.8万円が目安となります。

ボーナスや各種手当がある場合の注意点

今回のシミュレーションは基本給がすべて総支給という前提でしたが、実際には住宅手当・通勤手当・残業手当などがある場合、それらにも保険料や税金がかかります。そのため、手当が増える=手取りも増えるとは限らない点に注意しましょう。

また、賞与(ボーナス)にも別途社会保険・税金がかかるため、額面より1~2割程度少ない支給になります。

まとめ:基本給26万円の手取りは約20.8万円が目安

基本給26万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた実際の手取り額は約20.8万円が目安です。ただし、実際の手取り額は住んでいる地域や扶養の有無、企業の保険料率によって異なります。

毎月の生活設計を立てるうえでも、給与明細の「控除項目」を理解しておくことは非常に重要です。手取りを把握したうえで、家計や貯蓄計画を見直していきましょう。

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