1ナンバー車でも距離で保険料が変わる?走行距離連動型保険の選び方と対応する保険会社

自動車保険

商用車として登録されることが多い「1ナンバー車」ですが、その保険料は高くなりがちです。そこで注目されているのが、走行距離に応じて保険料が変動する「距離連動型自動車保険」。この記事では、1ナンバーでも加入できる距離連動型保険の仕組みや、取り扱いのある保険会社、注意点などについて詳しく解説します。

距離連動型保険とは?基本的な仕組みを解説

距離連動型保険とは、年間の走行距離に応じて保険料が変わる自動車保険のことです。走行距離が短ければ短いほど保険料が割安になるのが特徴で、主に個人向けの保険として提供されています。

代表的な保険会社としては、ソニー損保、三井ダイレクト、イーデザイン損保などがあります。これらは通常、乗用車(5ナンバー・3ナンバー)を対象にしていますが、条件によっては1ナンバーでも対応可能なケースがあります。

1ナンバー車の保険加入の難しさと特徴

1ナンバーとは、貨物自動車として登録されている車のこと。主にバンやSUVの一部が該当します。このカテゴリの車は保険リスクが高いとされ、一般のダイレクト型保険会社では加入が制限される場合が多いです。

特に距離連動型の商品は「使用目的が私用であること」「年間走行距離が想定内であること」など細かい条件があり、1ナンバー車はこれに当てはまらないと判断されやすいのが実情です。

1ナンバー車で加入可能な距離連動型保険はあるのか?

完全な距離連動型保険は選択肢が少ないものの、代理店型保険を通じて「実質的に距離を加味した保険料設定」を行うことは可能です。

例えば、東京海上日動や損保ジャパンなどの代理店型商品では、年間走行距離を申告して保険料を算出する方式を採用しています。1ナンバーでも対応できる商品があるため、損保ジャパンなどに直接問い合わせるのが有効です。

実例紹介:1ナンバー車で距離を基に保険料を見直したケース

40代男性・神奈川県在住。ハイエース(1ナンバー)を所有。年間走行距離は約5,000kmと少なめ。ソニー損保などのダイレクト型は対象外だったため、損保ジャパンの代理店を通じて契約。

年間走行距離を5,000kmで申告し、従来の一律料金プランから約15%の保険料削減に成功したとのことです。

加入前に確認すべきポイントと注意点

1ナンバー車で保険料を抑えるためには、以下の点を確認することが重要です。

  • ・使用目的が「業務」ではなく「日常・レジャー」になっているか
  • ・年間走行距離の証明ができるか(車検証や記録簿)
  • ・代理店型保険で距離を申告して保険料を調整できるか

距離連動型という名前の商品に固執せず、実質的に距離を反映できる保険プランを探す柔軟性も大切です。

まとめ:1ナンバー車でも距離に応じた保険料設定は可能

1ナンバー車に対応した完全な距離連動型保険は少ないものの、代理店型保険を活用すれば、走行距離に応じた保険料設定が可能です。特に走行距離が少ない方にとっては、無駄のない保険選びができるでしょう。

まずは距離に応じたプランに対応している保険会社に相談し、自分の使用状況に合った保険設計を検討してみてください。

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