医療保険の更新型と終身型の違いとは?担当者が更新型を勧める理由と賢い選び方

生命保険

医療保険には「更新型」と「終身型」がありますが、それぞれの特徴や将来の保険料負担、契約者側と担当者側の視点から選び方を理解することが重要です。特に職場に来る保険会社の担当者が更新型を強く勧めるケースには、保険業界ならではの背景があることをご存知でしょうか。

更新型と終身型の基本的な違い

更新型保険は、5年・10年ごとなどの更新期間ごとに保険料が見直され、年齢とともに保険料が上昇していきます。若いうちは保険料が安く、加入しやすいのが魅力です。

終身型保険は、加入時の年齢に応じた保険料を一生涯支払い続ける設計です。若いほど保険料は安く抑えられますが、更新による値上げはありません。

担当者が更新型を勧める理由

更新型の医療保険は、更新時ごとに契約者の手続きを要するため、その都度営業成績に反映されやすいという側面があります。更新ごとに新たな保険商品への切り替えを提案できるため、保険会社にとっても営業機会が多く、手数料収入にもつながる仕組みです。

一方で、終身型は一度契約すると以後はほとんど変更の必要がなく、担当者の関与の機会が減るため、積極的に勧められない傾向があります。

更新型のリスクと終身型のメリット

更新型では年齢が上がるたびに保険料が上がり、特に60歳以降には急激な上昇が見られることもあります。そのため、老後の収入が限られる中で高額な保険料を負担するリスクがあります。

例えば、35歳で更新型に加入して月々3,000円だった保険料が、65歳で月々9,000円になるケースもあります。一方、終身型であれば、契約時の保険料(たとえば月5,000円)で一生涯保障が続き、計画的な資金管理が可能です。

終身型に切り替えるタイミングと注意点

終身型への切り替えは、若いうちの方が保険料が安く済むため、早めの判断がカギになります。また、健康状態によっては終身型へ移行できないこともあるため、スムーズに変更するには担当者に明確に意思を伝えることが必要です。

職場で加入した保険であっても、個別に相談することが可能ですし、担当者が応じない場合は保険会社のお客様相談窓口に直接連絡するのも有効な手段です。

実例:同僚が終身型に切り替えられたケース

ある女性のケースでは、会社で契約していた保険を終身に切り替えようとしたところ、担当者から「今はしない方が良い」と断られ続けました。しかし、配偶者から強く依頼したところスムーズに変更手続きが進んだとのこと。

このように、契約者の意思がはっきり伝わることで、担当者の対応が変わる場合があります。

まとめ:将来の保険料負担を見据えて賢く選択を

医療保険は長期にわたる契約です。目先の保険料の安さだけで更新型を選ぶと、後々の保険料負担が大きくなる可能性があります。終身型は、今後の保険料を固定でき、将来にわたる安心を得やすい選択肢です。

担当者の提案に流されるのではなく、自分や家族の将来のライフプランに合った選択を行いましょう。

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