メニエール病や気管支喘息の既往があっても保険加入できる?団信・生命保険・収入保障保険の審査の実態とは

生命保険

過去に病気を患ったことがある場合、保険への加入が難しいと感じる方も多いでしょう。特にメニエール病や気管支喘息といった慢性疾患は、保険審査で慎重に見られる傾向があります。今回は、治療終了後でも加入可能な保険の種類や、審査時のポイントについて詳しく解説します。

保険加入の際に見られる「告知義務」とは?

生命保険や団体信用生命保険(団信)などに加入する際には、必ず「告知義務」が発生します。これは、過去の病歴や通院歴、服薬状況などを申込書に記載し、保険会社に伝える義務です。

たとえ現在は服薬していなくても、「過去●年以内に医師の診察・治療・投薬を受けたか」といった項目がある場合には、メニエール病や喘息も申告対象となる可能性があります。

治療終了後の経過年数がポイントに

審査で重視されるのは「現在の健康状態」と「直近の治療歴」です。保険会社によっては、「完治後●年以上経過していれば通常の保険に加入可能」といった基準を設けていることもあります。

例として。

  • 治療終了後1年未満:加入は厳しいケースが多い
  • 治療終了後1~2年経過:条件付きで加入可能な場合あり
  • 治療終了後2年以上:緩和型ではなく一般の保険に入れることも

団信(住宅ローン用保険)と持病の関係

団信は住宅ローンの契約時に必須となることが多い保険で、生命保険と同様の告知が求められます。

最近では、「ワイド団信」や「引受緩和型団信」といった、持病がある人でも加入しやすいタイプの団信も増えてきました。ワイド団信は、金利が0.2%~0.3%上乗せされることがありますが、通常の団信に通らなかった人にもチャンスがある仕組みです。

加入しやすい生命保険や収入保障保険の選び方

メニエール病や気管支喘息の既往歴がある場合、「緩和型保険」や「引受基準緩和型保険」の検討が有効です。これらの保険は告知項目が少なく、直近の通院・服薬歴がなければ比較的スムーズに加入できます。

例えば。

  • FWD生命の引受緩和型医療保険:過去2年以内に入院・手術歴がなければ加入できることも
  • メディケア生命の収入保障保険:審査基準が明確で、条件に合致すれば迅速な対応

審査に備えてできること

保険加入前には以下の準備が有効です。

  • 通院終了からの経過年数を確認
  • 服薬記録・治療経過の整理
  • 告知書類の内容を事前にチェック
  • 保険ショップや専門家に事前相談する

告知内容によっては、条件付き加入(一定期間の疾病不担保など)となることもあるため、事前確認がとても重要です。

まとめ:完治後の経過次第で加入可能性は十分ある

メニエール病や気管支喘息を過去に患っていても、現在の健康状態が安定し、一定の期間が経過していれば、多くの保険商品への加入が現実的になります。団信・生命保険・収入保障保険それぞれで審査基準は異なるため、自分の状況に合った保険を選び、告知義務を正確に果たすことが大切です。

「過去の病気があるから無理」と諦めず、まずは無料相談や資料請求から情報を集めてみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました