中国旅行を計画している方にとって、最も気になるのが現地での「支払い手段」。とりわけ、観光やショッピングを快適に楽しむには、現地で一般的に使われている決済アプリ「アリペイ(Alipay)」の使い方を知っておくことが非常に重要です。本記事では、JCBカードをアリペイに登録して使えるのか、またVISAとの違いやおすすめの準備方法について詳しく解説します。
アリペイは外国人でも利用可能
アリペイは中国国内で圧倒的なシェアを持つQRコード決済アプリです。以前は中国の銀行口座が必要でしたが、2023年以降は外国人観光客向けに「Tour Pass」などのサービスを通じて、日本のクレジットカードやデビットカードを直接登録して利用可能となっています。
観光客は専用の「International Version」をアプリストアからダウンロードすることで、パスポート情報とカード情報を登録するだけで利用が開始できます。
JCBカードはアリペイで使えるのか?
結論から言うと、2024年時点ではJCBカードはアリペイの外国人向け機能では基本的に非対応です。アリペイでの支払い用カードとして登録できるのは主に以下の国際ブランドとなっています。
- VISA
- Mastercard
- Diners Club
- American Express
JCBは今後対応予定とされていますが、現時点では登録できてもエラーになるケースが多く、実用性には乏しいと言えます。
アリペイに登録するならVISAかMastercardがおすすめ
アリペイに登録するクレジットカードは、VISAかMastercardが最も確実です。どちらも中国国内の決済インフラに広く対応しており、スーパーやコンビニ、飲食店、交通機関などでスムーズに利用可能です。
特に、VISAはアリペイと提携を強化しており、外国人観光客向けのキャンペーンやキャッシュバックも行われることがあります。登録もスムーズで、実際の決済時にもほとんどトラブルが報告されていません。
支払い時にはJCBかどうかは問われない
アリペイを使って支払う際、レジの店員や端末がカードブランドを確認することはありません。スマホでQRコードを提示し、読み取られて決済が完了するだけです。
つまり、登録してあるクレジットカードがJCBでもVISAでも、アリペイの中で処理されるため、店舗側がカードブランドを気にすることはありません。ただし、JCBがアリペイに対応していない以上、そもそも登録ができなければ使えません。
上海での実例:旅行者の声
2024年に上海を訪れた日本人観光客の多くは、アリペイにVISAカードを登録して使用しています。観光地、地下鉄、レストランなどでの支払いもスムーズで、現金を使う場面はほとんどなかったという声が多く聞かれます。
一方、JCBカードしか持っておらず、現地でチャージできない状況に陥ったケースも見られました。こうしたリスクを避けるためにも、事前に国際ブランドのカードを用意することが重要です。
まとめ:アリペイを使うならVISAかMastercardが安心
中国・上海旅行を快適にするためには、アリペイの導入は非常に有効です。しかし、JCBカードは現時点では非対応であるため、確実に使いたい方はVISAまたはMastercardを登録しましょう。
アリペイがあれば、現地での支払いのストレスが大幅に軽減されるので、旅行前にアプリの設定とカード登録を済ませておくのがおすすめです。
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