スーパーやネットで見かける格安のお米、その中に「古古古米（こここまい）」と呼ばれるものがあります。5キロで1800円と非常に安価ですが、「味は？」「安全性は？」「実際に買っても大丈夫？」といった疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、古古古米の特徴やメリット・デメリット、上手な活用方法を詳しく解説します。
古古古米とは何か？
「古古古米」とは、収穫から3年以上経過した古いお米のことです。一般的に、新米（当年産）→古米（1年経過）→古古米（2年経過）→古古古米（3年以上経過）と分類されます。
時間が経つほど水分が抜け、風味や食感が落ちるため、通常よりも安価で販売されるのが特徴です。ただし、保存状態が良ければ、安全に食べられるという点は誤解しないようにしましょう。
5キロ1800円の古古古米は安いのか？
現在のコメ相場では、一般的な国産米は5キロで2200〜3000円前後が相場です。そのため、1800円という価格は確かに格安といえます。節約志向の家庭や、業務用途では人気があります。
ただし、価格だけでなく品質とのバランスを見極めることが大切です。特に、炊き上がりの香りや食感、保存時のにおい移りなどは気になるポイントになります。
古古古米のメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 価格が非常に安い | 味や香りが落ちることがある |
| 加工用や混ぜご飯に向いている | 長時間保存で酸化臭が出る可能性 |
| 備蓄用や非常食にも使える | 単体で炊くとパサつきやすい |
用途を工夫すれば、デメリットはカバーできます。
古古古米を美味しく食べる工夫
古古古米でも、調理次第で十分おいしく食べられます。以下のポイントを参考にしてください。
- 白米だけで炊かず、もち米や新米とブレンドする
- 少し多めの水で炊く（1.1〜1.2倍が目安）
- 炊き込みご飯やチャーハン、カレー用ご飯に活用
- 臭いが気になるときは、少量の酒や昆布を入れて炊くと改善される
特に、冷凍保存後の再加熱でも味が落ちにくいため、まとめ炊きに向いています。
購入時の注意点と見極め方
古古古米を購入する際には、以下の点をチェックしましょう。
- 産年と精米日が明記されているか
- 無洗米やブレンド米として売られていないか（風味に差が出る）
- 業務用・加工用として明記されている場合、主食より加工に向いている
信頼できる販売業者から購入することが、品質リスクを避けるコツです。レビューやSNSの実体験も参考になります。
まとめ：古古古米は「使い道次第」で価値がある
5キロ1800円という古古古米は、コスパ重視の方にとって魅力的な選択肢です。風味や品質の面で最新米には劣りますが、工夫次第で十分おいしく楽しめます。
節約目的や加工料理用として賢く使えば、「安くて使えるお米」として、家庭でも業務用でも重宝される存在になり得ます。
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