学生や若年層にとって、急な出費でお金を借りる必要が出てくることもあるでしょう。特に「プロミス」などの消費者金融は手軽に申し込める反面、利用には慎重さが求められます。本記事では、18歳でプロミスを利用する際のリスクや返済計画の注意点、代替案について詳しく解説します。
プロミスは18歳でも利用できるのか？
2022年4月の民法改正により、18歳以上であれば親の同意なしで契約可能となりました。ただし、安定した収入がない場合は審査に通らないことが多いため、アルバイトなどで収入証明ができるかどうかがカギとなります。
また、未成年（18歳・19歳）は貸金業法上、借入額に制限があるため、希望額すべてが借りられない可能性もあります。
月々3000円の返済で本当に完済できる？
仮に50万円を年利17.8％で借りた場合、月々3000円では利息分すらカバーできないケースが発生します。返済シミュレーションを行ってみると、元本がなかなか減らず、結果的に返済期間が数十年になる可能性もあります。
たとえば：
・借入額：50万円
・金利：17.8％
・月々返済：3000円
→ 完済までに100年近くかかる試算も。
返済額が少ないと、元本が減らずに利息だけ払い続ける状況になります。
若年層が注意すべき金融リスクとは？
・クレジットスコア（信用情報）に傷がつく
・一度でも延滞すると他のローン（車、住宅）に悪影響
・債務整理の対象になる可能性も
18歳～20代前半で信用情報に問題があると、その後の人生設計に大きな支障をきたすことがあります。金融リテラシーを高めることが最優先です。
どうしてもお金が必要なときの代替案
- 奨学金や学生支援制度の活用
- 家族・親戚からの一時的な借り入れ
- 自治体の緊急小口資金（無利子・無担保）
- リサイクルやフリマアプリでの私物処分
消費者金融を使う前に、まずはこうした低リスクの方法を検討することが重要です。
万が一借りるなら守るべきルール
- 必ず月1万円以上の返済計画を立てる
- 繰り上げ返済を前提とした利用
- アプリで返済スケジュールを管理
- 家計簿アプリで支出を見える化
借入れは「最後の手段」であり、返済完了までを逆算した使い方が求められます。
まとめ｜18歳での借金は「借り方」より「返し方」が重要
プロミスで50万円を借りること自体は可能でも、月3000円の返済では完済までに膨大な時間がかかり、結果的に支払総額が大きくなります。計画性を持って行動することが、金融トラブルを避ける最大のポイントです。
将来に悪影響を残さないためにも、一度立ち止まって「他の方法がないか」を冷静に探ることが大切です。
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