障害年金を申請した後、思っていた以上に時間がかかると不安になる方も多いのではないでしょうか。特に「東京での審査に回った」と言われた場合、その進捗がわかりづらく感じられることがあります。本記事では、障害年金の審査に要する期間や、不支給になるケースについて解説します。
障害年金の審査フローと審査期間の実情
障害年金の申請後は、まず地域の年金事務所で書類が確認され、その後「日本年金機構 東京の障害年金センター」で専門的な審査が行われます。
審査にかかる期間は平均3〜6ヶ月程度ですが、書類の不備や確認事項が多い場合はさらに長期化することもあります。最近ではコロナ禍の影響もあり、最大で8ヶ月程度かかる事例も報告されています。
東京での審査とはどういう意味か
「東京にまわされた」というのは、実際には日本年金機構の審査部門が東京に集約されているためで、全国の申請者の多くがこのプロセスを経ます。
よって、愛知県在住であっても東京での審査になるのは珍しいことではなく、正規の手続きの一部として安心して構いません。
障害年金が不支給になる可能性は？
障害年金は、以下のような理由で不支給になることがあります。
- 初診日が国民年金や厚生年金の加入期間外
- 障害認定日における障害等級が該当しない
- 保険料納付要件を満たしていない（直近1年以内の未納など）
不支給通知が来た場合でも、60日以内に「審査請求」などの不服申し立てが可能です。
審査期間中の生活支援制度も確認を
障害年金の支給を待っている間に困窮する場合、市町村の「生活福祉資金貸付制度」や「生活保護」などを一時的に活用できる可能性もあります。
また、社労士に依頼している場合は、定期的に事務所から進捗確認を行ってもらうのも手です。
審査が長引くケースとその対処法
主に以下のような状況では、審査が長期化する傾向にあります。
- 診断書や病歴就労状況等申立書に不備がある
- 複数の傷病を合併しており、医学的判断が難しい
- 精神疾患や発達障害など、客観的評価が困難な事例
これらに該当する可能性がある場合は、追加書類や主治医との連携を強化することで、審査の進行がスムーズになることもあります。
まとめ：焦らず、しかし情報はこまめに確認を
障害年金の審査は時間がかかるものと割り切る必要がありますが、必要に応じて年金事務所への問い合わせや社労士との連携を行うことで、進捗の可視化が可能です。
また、不支給だったとしても終わりではありません。再申請や審査請求など複数の道がありますので、落ち着いて次のステップに進む準備をしましょう。
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