ATMでデビットカードを取り忘れてしまい、後から取りに行ったところ「そのカードは銀行で破棄された。再発行してください」と言われて驚く人は少なくありません。本記事では、なぜ銀行がカードを破棄するのか、持ち主に連絡が来ない理由、そして今後どうすればよいかを整理した内容を紹介します。
なぜ銀行は忘れられたカードをそのまま「破棄」するのか
多くの銀行では、ATMで取り忘れられたキャッシュカード・デビットカードは「紛失または放置物」と扱われ、安全管理・不正利用防止の観点から所定期間を過ぎたカードは回収・破棄されます。たとえば、 の対応例では、カード紛失・盗難の届け出後、旧カードが発見されても利用停止され再発行となるとの案内があります。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
このため、「放置されたカード=回収対象」として扱われても不思議ではなく、カードを忘れてしまったなら、銀行としては“安全措置”をとるのが一般的です。
銀行から連絡が来ないのは普通か — 事後通知のみのケースもある
実際、多くの利用者から「届出や確認の電話・メールはなかった」「手紙で再発行を促された」という報告があります。ある質問投稿では、「連絡は来ない、勝手に捨てられて再発行手数料を請求されたのは『普通』」との回答がありました。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
理由としては、カードの回収・廃棄は銀行の内部手続きであり、必ずしも個別連絡を義務付けられていないためと考えられます。また、カードが放置された理由が“単なる取り忘れ”であっても、紛失・盗難と同様の扱いになるため、安全第一の対応になるようです。
もしカードを忘れたら、すぐすべき対応
まず、ATMを利用した銀行・支店にできるだけ早く連絡し、「カードを取り忘れたので確認してほしい」と伝えましょう。多くの銀行では、紛失・放置カードの確認窓口や紛失・盗難相談ダイヤルがあります。たとえば、紛失・盗難対応を明記する銀行も多くあります。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
その後は、カードの利用停止の手続きと再発行申請を行うのが安全です。カードが回収・破棄される前でも、放置時間が長引くほど紛失・盗難扱いされる可能性が高まります。
再発行手数料を請求されるのはなぜか
カード発行コストや管理コストの観点から、多くの銀行では再発行に手数料を定めています。これは、失ったカードの再発行というサービスを受けることになるため、通常の取り扱いとなっています。たとえば、ある銀行では再発行手数料が定められており、旧カードが手元になく再発行を申し込む際にはその費用が発生します。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
したがって、「忘れて銀行が破棄 → 再発行手数料請求」という流れは、銀行側の案内としては珍しいことではありません。
今後同じことを防ぐためのチェックポイント
- ATM取引後すぐにカードの有無を確認:引き出しが終わった後、カードを回収するまで気を抜かない。
- 暗証番号を忘れず確認:暗証番号誤入力で返却になることもあり、返却されたカードを取り忘れるリスクがある。
- 紛失時は速やかに銀行に連絡:長期間放置すると回収・破棄される可能性が高い。
- 再発行申請は早めに行う:カードなしの期間をなるべく短くすることが安全。
まとめ
ATMでカードを忘れてしまった場合、銀行側は安全管理の観点から「回収・破棄→再発行」という対応をとることが多く、これは多くの銀行で「普通」の対応です。
連絡が来ないのも珍しくなく、後日「再発行してください」という通知だけがポストに届くケースもあります。もし同様の事態になった場合は、すぐに銀行に連絡し、紛失・盗難扱いとして再発行の手続きを行うことをおすすめします。


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