ゆうちょ銀行から他の銀行口座、たとえば三井住友銀行などに振込を行いたい場合、窓口で「キャッシュカードが必要です」と案内されて戸惑った経験がある方もいるでしょう。この記事では、ゆうちょの貯金窓口での他行振込に必要なもの、事前の入金条件、注意点などをわかりやすく整理して解説します。
ゆうちょ銀行から他行へ振込する主な方法
ゆうちょから他行への振込には、主に以下の方法があります。
- キャッシュカードを使ってATMから振込
- ゆうちょダイレクト(ネットバンキング)から振込
- 貯金窓口(窓口)でキャッシュカードを提示して振込
このうち、「窓口での振込」には、ゆうちょのキャッシュカードまたは通帳が必要です。そして振込に使用する口座に、事前に送金額と手数料をカバーできるだけの残高が必要となります。
窓口で振込する際に必要なもの
ゆうちょ銀行の貯金窓口で、三井住友銀行などの他行口座に振込する際に必要なものは次の通りです。
- キャッシュカードまたは通帳(本人確認のため)
- 印鑑(口座開設時に登録したもの)
- 振込先情報(銀行名・支店名・口座種別・口座番号・受取人名)
- 本人確認書類(免許証やマイナンバーカード等)
この時点で、「現金のみ」で振り込むことは原則できません。つまり、キャッシュカード(または通帳)の口座に事前に入金されていなければ、振込はできない仕組みになっています。
「現金で振込したい」場合の選択肢
ゆうちょ銀行では、2022年以降、マネーロンダリング防止強化のため現金での他行振込を原則取り扱っていません。一部例外を除き、キャッシュカード・通帳による口座間送金のみ可能です。
ただし、地方銀行や信用金庫では現金振込を扱っている場合もあります。現金での送金を希望する場合は、ゆうちょではなく別の金融機関を利用するのが現実的です。
振込の具体的な手順と注意点
ゆうちょ口座から他行に振込する際の流れは以下の通りです。
- 事前にゆうちょ口座に必要な金額(振込額+手数料)を入金
- 窓口でキャッシュカードを提示し、「他行へ振込希望」と伝える
- 振込先情報を正確に記入(口座番号1桁でも誤ると送金できません)
- 本人確認を受け、振込処理完了
また、振込手数料は金額や振込先によって変わりますが、ゆうちょから他行への振込は窓口扱いで660円〜990円程度が一般的です(2024年時点)。
まとめ:口座に入金がなければ振込不可。キャッシュカードは必須
ゆうちょ銀行の貯金窓口で他行へ振込をするには、ゆうちょ口座を保有していることが前提であり、その口座に振込資金と手数料分を事前に入れておく必要があります。また、キャッシュカードや通帳は本人確認のために必要不可欠です。現金のみでの振込は原則不可となっているため、事前に口座を用意し、入金しておくのが確実です。
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