海外旅行の名残やお釣りで手元に残った外国の硬貨。いざ現金化しようとしても、日本では銀行も質屋も対応してくれず困った経験がある方も多いのではないでしょうか。この記事では、外国硬貨を日本円に両替・現金化する方法を実例付きで解説します。
なぜ銀行や両替所で硬貨は扱ってくれないのか?
多くの銀行や外貨両替所は、外国の「紙幣」のみを取り扱っており、「硬貨」は基本的に受け付けていません。理由は主に以下の通りです。
- 重量や輸送コストが高いため収益性が低い
- 偽造硬貨のリスク
- 種類が多く、精査に手間がかかる
そのため、メガバンク(三菱UFJ・みずほ・三井住友など)や空港の外貨両替所でも、硬貨の両替は断られることがほとんどです。
現金化できる主な方法と場所
以下は、外国硬貨を日本円に変えたい場合に利用できる現実的な手段です。
- ① 外貨募金に寄付する
空港や一部のショッピングモールに「外貨募金ボックス」があり、世界中の硬貨を寄付として受け付けています。換金はできませんが、社会貢献という形で活用可能です。 - ② Travelexなどの外貨回収サービスを利用
一部のTravelex店舗では、硬貨の取り扱いもありますが、対象通貨が限られており、手数料も発生します。 - ③ Coinstar Exchange(旧ポケットチェンジ)を使う
空港や駅構内に設置されているキオスク端末で、外国硬貨を電子マネー(楽天Edy、WAON、Amazonギフト券など)に交換できます。硬貨を入れるだけの簡単操作で、実用性も高いです。 - ④ フリマアプリ・ネットオークションで売却
外国硬貨は「コレクター向け商品」としても取引されます。メルカリやヤフオクで「各国硬貨まとめ売り」などの商品にして販売する方法も有効です。 - ⑤ 金券ショップの一部が対応する場合も
金券ショップでも、観光地に近い店舗や海外通貨を扱う一部業者では硬貨買取をしていることがあります。事前に問い合わせるのが確実です。
おすすめ:ポケットチェンジで簡単換金
ポケットチェンジ(Pocket Change)は、日本全国の主要空港や駅にある端末で、外国硬貨・紙幣を電子マネーやギフトコードにその場で交換できる便利なサービスです。
対応通貨:米ドル・ユーロ・韓国ウォン・中国元・香港ドルなど
対応先:楽天Edy、WAON、Amazonギフト、LINE Pay、PeXポイントなど
例:成田空港や新宿駅構内、渋谷スクランブルスクエアなどに設置あり。[設置場所一覧はこちら]
換金額は期待できる?注意点も確認
外国硬貨は為替レートに加え、手数料や最低金額の制限があるため、「額面通りの円換算」にはなりません。
たとえば、10米ドル分の硬貨を持っていても、実際に換金できるのは700〜800円程度になることもあります。また、対応外の通貨(東欧・アフリカ・中南米など)や破損・汚損のあるコインは拒否される可能性もあります。
まとめ
銀行や質屋では外国硬貨の両替はできませんが、ポケットチェンジをはじめとする専用端末や、フリマアプリ・外貨募金などの手段を活用すれば、手元の外国硬貨を有効に活用できます。
すぐに現金化したい場合は、ポケットチェンジで電子マネー化し、コンビニやネットで使うのがもっとも現実的です。手元に残った外貨も、ちょっとしたお得や楽しみに変えてみましょう。
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