みんなは保険に何個入ってる?複数加入のリアルと見直しポイント

保険

保険にはいくつ入れば安心なのか?生命保険、医療保険、がん保険、就業不能保険、火災保険など、選択肢は多く、気づけば“重複”や“過剰加入”になっていることも。本記事では、実際の加入傾向や目的別に見る保険の種類、そして保険の適切な見直しポイントを解説します。

日本人の平均加入数はどれくらい?

生命保険文化センターの調査によれば、日本人が加入している生命保険の平均契約数は約3.4件(2021年度時点)。医療保険やがん保険などの「第三分野保険」も含めると、1人あたり4〜5件加入している人も少なくありません。

夫婦や家族で契約している場合は世帯で10件以上になっていることもあり、見直しや整理のタイミングが重要です。

代表的な保険の種類と加入目的

  • 生命保険:遺族への生活費、住宅ローン完済資金の備え
  • 医療保険:入院・手術に備える基本保険
  • がん保険:がん特化で給付が受けられる
  • 就業不能保険:働けなくなったときの収入保障
  • 個人年金保険:老後資金の積立・運用
  • 火災・地震保険:住まいの損害に備える損害保険

これらをすべて網羅していなくても、ライフステージに合った設計であれば問題ありません。

保険は多ければいいわけではない

加入数が多いほど安心に見えますが、「重複保障」や「過剰保険料負担」になっているケースも。たとえば、医療保険とがん保険で給付内容が似ている場合、加入しすぎて保険料が家計を圧迫することもあります。

一方で、死亡保障が手薄で遺族の生活費が足りないなど、「足りない保障」に気づかないこともあります。

ライフステージ別の見直しポイント

結婚・出産・住宅購入・転職・定年退職など、人生の節目ごとに保険の見直しを行いましょう。

  • 独身期:医療保障中心でシンプルに
  • 子育て期:死亡保障や就業不能保険を厚く
  • 定年前後:貯蓄とバランスを取り、必要な保障に絞る

特に子どもが独立したあとは、過剰な死亡保障は減らしてもよいタイミングです。

実例:30代子育て世帯の加入例

たとえば、30代夫婦・子ども1人の家庭では以下のような加入ケースがよく見られます。

保険種類 契約者 内容
生命保険 3000万円の定期保険(子の成人まで)
医療保険 夫・妻 1日5,000円・先進医療特約付き
がん保険 一時金100万円
個人年金 60歳から年金受取

このように、必要に応じて種類・保障額を調整しているのが理想的なパターンです。

まとめ:数より中身。保険は目的に応じた設計を

保険の数は平均3〜4個程度が多いですが、重要なのは“数”ではなく“保障内容”。家族構成・貯蓄・収入状況などにより最適解は異なります。必要なときに必要な保障が機能するよう、定期的な見直しを心がけましょう。

保険を複数持つこと=安心ではありません。本当に必要な保障か?無理なく続けられる金額か?という視点で保険を再点検してみてはいかがでしょうか。

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