CIC・JICCに異動なしでもローン審査に影響?「Aマーク」の意味と自動車ローンへの影響とは

ローン

車を購入する際、多くの方がローンを利用しますが、その審査の重要な判断材料となるのが信用情報です。過去に滞納経験があると、「CIC」や「JICC」の信用情報を開示して状況を確認する人も少なくありません。特に”異動情報がないのに”、Aマークがあると気になるところです。

「異動」とは?信用情報における基本用語

信用情報における「異動」とは、長期延滞や債務整理、代位弁済など、信用に著しい問題があることを意味します。これが登録されていると、ローン審査には明確な不利要素となります。

一方で、「異動」が記載されていないということは、致命的な事故情報がないことを示しますが、それがイコール「審査に影響なし」とは限りません。

Aマーク(入金遅れ)の意味と扱い

信用情報における「A」は、「入金遅れ(未入金)」を示す記号で、いわゆる支払日の翌月に引き落としができなかった状態を表します。これは1回や2回程度であれば「軽微な遅延」として扱われることが多いですが、連続や頻度が高ければ要注意です。

例えば、以下のような場合には注意が必要です。

  • 直近6か月以内に2回以上Aマークがある
  • 1回の遅れが2か月以上続いていた
  • 金融機関への申し出がなく自動引き落としできなかった

車のローン審査に与える影響

自動車ローンの審査は、クレジットカードや住宅ローンに比べるとやや緩やかな傾向があります。しかし、それでも「Aマーク」の存在は金融機関にとってリスク要素となるため、審査結果に影響を及ぼすことがあります。

特にディーラーローンよりも銀行系マイカーローンの方が信用情報に厳しい傾向があるため、Aマークがあると否決されるケースもあります。

審査に通るためにできること

以下のような対策を取ることで、ローン審査通過の可能性を上げられます。

  • 半年以上、延滞なく支払い履歴を作る
  • クレジットカードの限度額利用率を30%未満に抑える
  • 先にディーラー系ローンの事前審査を受けてみる
  • 配偶者や親族の名義でローンを組むことも検討

また、同時に複数のローン申込を避けることも信用情報保全のポイントです。

実例:Aマークがあっても通ったケース

ある方は、CICにAマークが2か月連続で残っていた状態でも、トヨタのディーラーローンで車のローン審査に通過しました。審査担当者いわく「直近の返済が安定していれば、Aマークは補足的な情報として見ています」とのことです。

逆に、Aマークが3件以上続いていた別の方は銀行系のローンで否決されたものの、審査の柔軟な信販会社経由で通過しました。

まとめ:異動なしでもAマークは無視できない

CICやJICCに「異動情報がない」というだけで安心するのは早計です。Aマークの有無やその回数・期間は、ローン審査においても重要なチェックポイントになります。

とはいえ、Aマークが1~2回程度で、その他の支払い履歴が良好であれば、ローンに通る可能性は十分あります。不安な場合は、ディーラーや金融機関に事前相談し、複数の選択肢を持つことが安心につながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました