銀行間の送金は通常スムーズに行われますが、まれに「送金済み」と表示されているにもかかわらず、受取先の口座に着金が確認できないケースがあります。この記事では、ゆうちょ銀行から他行(例:横浜銀行)への送金で着金が遅れる原因や、確認すべきポイントについて詳しく解説します。
銀行間送金の基本的な仕組み
ゆうちょ銀行から他行への送金は、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)を通じて行われます。平日の日中(通常15時まで)に手続きすれば、即日着金が基本です。ただし、送金時間や祝日を挟むかどうかで着金タイミングがずれることがあります。
たとえば、金曜日の15時以降に送金した場合は、翌営業日(通常は月曜日)扱いとなるため、実質的に土日を挟んで3~4日遅れたように感じるケースもあります。
ゆうちょ銀行で「送金済み」となっている意味
ゆうちょ銀行の取引明細で「送金済み」と表示されている場合、ゆうちょ側では正常に処理されており、送金データが他行に送られた状態を意味します。ただし、これは着金が確定していることを意味するわけではありません。
受取銀行側のシステムでの反映に時間がかかっている、または口座番号や受取名義に誤りがあった場合は、着金に遅れが出たり、エラーで戻されたりすることがあります。
着金遅延のよくある原因
以下のような理由により、他行への着金が遅れることがあります。
- 送金時間が15時以降または休日だった
- 送金先の口座情報が間違っていた(口座番号・名義など)
- 受取銀行のシステム障害・反映遅延
- 連休や年末年始などの銀行休業日に絡んでいた
例えば、25日が木曜日で、送金が午後だった場合は、27日が土曜・28日が日曜であれば、着金は29日月曜になることもあります。
確認すべきことと対処方法
送金後4日以上経っても着金がない場合、以下の対応をおすすめします。
- まずは送金先の銀行(例:横浜銀行)の口座を再確認
- 口座番号・受取人名義に間違いがないかチェック
- ゆうちょ銀行の窓口や電話窓口で状況照会を依頼
- 必要であれば、送金先の銀行にも照会してみる
取引履歴を印刷して持参すると、スムーズに対応してもらえる場合があります。誤送金と判断された場合は、送金額が差し戻される可能性もあるため、定期的にゆうちょの残高にも注意しましょう。
まとめ:送金が反映されないときは冷静に確認を
ゆうちょ銀行から他行への送金は通常1~2営業日で完了しますが、休日・送金ミス・システムの遅延などにより、4日以上かかるケースもあります。焦らずに送金内容と反映状況を順に確認し、必要があれば銀行の窓口で照会手続きを行うことで、原因を特定しやすくなります。
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