30代男性で年収400万円を超えているのは本当に3割?統計から見る実態と背景

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「30代男性で年収400万円以上の人は約3割しかいない」との話を聞いたことはありませんか?この記事では、最新の統計をもとにその真偽を分析し、年収の分布と平均・中央値の関係について詳しく解説します。

統計データで見る30代の年収状況

dodaの調査によると、30代の平均年収は約451万円で、男性は平均504万円、女性は平均390万円となっています。最頻値は「300万〜400万円未満」が最も多く、次いで「400万〜500万円未満」が続きます :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

国税庁のデータでは、30代前半の男性のうち約15.8%、後半では約24.3%が年収400万円〜500万円未満とされており、合計で**30代全体で400万円以上を得ている男性はおおよそ2〜3割程度**とされています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

なぜ「3割」程度とされるのか?

年収には高額所得者を含む極端な値があり、平均年収は高く見えます。しかし、中央値で見ると実態に近く、男性の中央値は420万円前後とされ、**400万円未満の人が過半数**です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

つまり、平均値だけを見ると「多い」と感じる一方で、中央値や分布を見ると、400万円以上を稼ぐ人は多数派ではなく、約30%前後という割合感になります。

実例で見る男女・年代別の年収分布

30代前半男性では、最も多い年収帯は384万〜479万円(約35.7%)、400万〜500万円未満は約15.8%です。

30代後半男性では、400万〜500万円未満が約24.3%、500万円以上も含めると400万円以上の層が35.6%ほどになります :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

なぜ人によって見え方が違うのか

人によって「400万円越え」は平均よりかなり高い印象かもしれませんが、業種・職種・地域・経験・役職などによって大きく変わります。金融やIT業界で経験を積んだ30代後半では年収500万円以上も多く、平均を上回る人も多いのが実情です :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

一方で、地域格差や非正規雇用の増加により、年収300万円〜400万円未満の人も依然多く残っています。

まとめ:年収400万円以上は本当に約3割か?

結論として、30代男性で年収400万円以上の人は**平均すると2〜3割程度**という統計が示されています。

平均年収だけを見ると高く感じますが、中央値や世代・男女別・分布を考慮すると、400万円以上は多数ではなく、現実的にはそこまで多くはないというのが事実です。

年収に関心がある方は、自分の業界や地域、昇進機会などと照らし合わせて参考にすると良いでしょう。

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