生命保険の新しい形として注目されている「住友生命バイタリティ」。健康増進に取り組むことで保険料の割引やリワードを得られるこの制度では、健康診断結果の提出が必要なケースがあります。提出する内容がセンシティブな情報だけに、「誰が見るの?」「担当者に見られるの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、バイタリティにおける健康診断結果の提出方法や閲覧権限、個人情報の取り扱いについて詳しく解説します。
住友生命バイタリティとは?
住友生命の「バイタリティ」は、健康活動をポイント化し、保険料や各種リワードに反映させるプログラムです。健康診断の受診や歩数、運動などをアプリ経由で報告することで、年間を通じてステータスが上昇します。
加入者は自らの健康状態を定期的に報告し、より良い生活習慣への取り組みを促進することを目的としています。
健康診断結果の提出方法
バイタリティにおいては、健康診断結果をアプリまたは専用サイトから写真またはPDFでアップロードする方式が一般的です。郵送やFAXは原則受け付けておらず、加入者自身が専用ポータルを通じて提出する仕組みになっています。
例えば、「血圧」「BMI」「血糖値」などの主要な指標を含む診断結果票をスマートフォンで撮影し、画像として登録する操作が必要です。
提出した診断結果は誰が見る?
多くの加入者が気にするのが「提出した診断結果は保険の担当者に見られるのか」という点です。結論から言えば、住友生命のバイタリティにおける健康診断のデータは、業務上必要な範囲でのみ確認され、担当の営業職員(ライフデザイナー)が閲覧できない仕組みになっています。
住友生命の公式見解では、個人情報保護の観点から、提出されたデータはセキュリティの高い管理システム内で扱われ、保険料の調整やバイタリティステータス判定のみに利用されると明記されています。
例外はある?営業担当者が見るケース
基本的には非公開ですが、例えば「申込書に不備があった」「確認事項のために同意が必要」といった場合に、加入者が明示的に同意をした上で、担当者に情報の一部が共有される可能性もゼロではありません。
しかしその場合でも、特定の数値や診断の詳細までは共有されず、「データがアップロードされていない」「有効期限切れ」といった事務的な確認にとどまるのが一般的です。
プライバシーが心配なときの対処法
個人の健康情報を提出することに抵抗がある場合は、以下のような対処が可能です。
- アップロード時にマスキング(塗りつぶし)をして不要な情報を隠す
- アップロード後に「提出完了画面」を保存し、問い合わせに備える
- 担当者に「閲覧しないでほしい」と念のため伝えておく
特にマスキングについては、保険会社も重要項目(血圧、BMIなど)以外の情報は隠して提出しても構わないとしています。
まとめ:安心して健康診断結果を提出するために
住友生命バイタリティでは、健康診断結果の提出が求められますが、その内容はセキュリティ管理された環境下で利用され、営業担当者が勝手に閲覧することはありません。必要最低限の情報のみが利用され、個人情報の保護にも十分な配慮がなされています。
どうしても不安がある場合は、不要な項目のマスキングや、担当者への事前確認を行うことで、より安心してプログラムに参加することができます。
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