同棲を始めるカップルにとって、お金の管理は重要なテーマのひとつです。とくに、収入に差がある場合やボーナスの有無など、経済状況が異なるパートナー同士では、金銭トラブルを避けるための工夫が必要になります。この記事では、そんなカップルが無理なく生活できる「実用的なお金の管理方法」を紹介します。
まず最初にやるべきは「二人の家計を見える化」すること
同棲生活で最初にするべきことは、お互いの収入・支出・固定費・貯金の状況をオープンに共有することです。話し合いの場を設けて、全体像を把握しましょう。
たとえば「家賃は誰がいくら負担するか」「食費はどう分けるか」などを明確に決めておくと、あとから揉めにくくなります。
家計の管理方法は「共同型」と「分担型」がある
共同型:生活費を全て合算して共通口座や家計簿アプリで管理する方法。使った分を可視化しやすく、貯金も計画的に進めやすいというメリットがあります。
分担型:家賃は彼、食費は彼女など、費目ごとに担当を分けて管理。お互いの自由度が高い反面、全体の家計のバランスは見えにくいというデメリットもあります。
実例:「収入割合で生活費を分担し、共通口座に振り込んでからそれぞれの担当費用を支払う」など、ハイブリッド型にするカップルも多く見られます。
共通口座やアプリで管理する方法も便利
最近では「Kyash」「B/43」「LINE家計簿」など、カップルで使いやすい家計管理アプリやカードサービスも増えています。共通口座として使い、家賃や光熱費などの引き落としに利用することで、収支の一元管理が可能になります。
B/43(公式サイト)では、プリペイド式のペアカードで支出が管理できるため、お金の使いすぎを防ぐ工夫もできます。
収入差がある場合は「比率で分担」すると不公平感が少ない
彼が月25万円、あなたが15万円の場合、生活費を均等に分けると金銭的な負担感に差が出てしまいます。そこでおすすめなのが「収入比で按分する方法」です。
例えば合計家計が12万円なら、彼が8万円、あなたが4万円というように「収入6:4の割合」で支出を分担することで、お互いに納得感のある負担になります。
貯金は「個人貯金+共通貯金」のダブル構成に
貯金も、生活費と同様に「共有部分」と「個人部分」に分けるのがベストです。たとえば結婚資金や旅行用の「共通貯金口座」を作り、毎月一定額を振り込むと、将来の計画も立てやすくなります。
一方で、それぞれが自分で使える「自由なお金」を確保しておくことも、ストレスを溜めないための大切なポイントです。
トラブルを防ぐための3つのポイント
- お金の話をタブー視しない
- 生活費や貯金ルールは明文化しておく
- 不定期な支出(プレゼントや旅行費など)も含めて話し合う
毎月末に「今月の振り返りミーティング」をするのもおすすめです。
まとめ:無理のないルールと話し合いが円満生活の鍵
収入や勤務形態に違いがあっても、お金に関するルールを明確にし、お互いが納得できる管理スタイルを選べば、長く安心して同棲生活を続けることができます。
まずは「お互いの家計を可視化する」ことから始めて、柔軟に調整できるルール作りを意識してみてください。
コメント