銀行口座にはさまざまな種類があり、聞き慣れない名前のものも多くあります。三菱UFJ銀行の『スーパー普通預金(メインバンク プラス)』もその一つです。今回はこのスーパー普通預金と、通常の普通預金の違い、金利の比較、そして切り替え方法について詳しく解説します。
スーパー普通預金とは何か?
三菱UFJ銀行が提供する『スーパー普通預金(メインバンク プラス)』は、取引状況に応じてさまざまな優遇が受けられる特別な普通預金口座です。単にお金を預けるだけでなく、給与振込やクレジットカード引き落とし、投資信託の保有などの条件を満たすことで、ATM手数料や振込手数料の無料回数が増えるなどの特典があります。
つまり、スーパー普通預金は「使い方次第でお得になる普通預金」という位置づけです。
普通預金との違いとは?
最大の違いは、優遇サービスの有無です。普通預金は特に条件を設けず、誰でも開設できるシンプルな預金口座ですが、スーパー普通預金は条件を満たすことで以下のような特典があります。
- ATM利用手数料が最大月3回まで無料
- 三菱UFJダイレクトの他行宛振込手数料が最大月3回まで無料
- 三菱UFJデビット利用によるキャッシュバック(一定条件あり)
取引の多い方にとっては、スーパー普通預金の方が圧倒的にメリットがあります。
気になる金利の差はある?
実は、2025年6月時点では、スーパー普通預金と普通預金の間に大きな金利差はありません。どちらも年0.001%前後と超低金利水準です。ただし、将来的に特別なキャンペーンや金利上乗せの条件が加わる可能性はあります。
金利よりも、手数料優遇などのサービス面でのメリットが主な違いです。
スーパー普通預金への切り替え方法
実は、三菱UFJダイレクトに登録していると、自動的にスーパー普通預金になります。したがって、多くの方は意識せずにすでに『スーパー普通預金』を利用している可能性があります。
もし現在の口座が普通預金になっている場合は、三菱UFJダイレクトの利用登録を行えば、スーパー普通預金に切り替わります。ネットバンキングから簡単に申込可能です。
スーパー普通預金を活用するコツ
せっかくスーパー普通預金を利用するなら、最大限にメリットを引き出したいものです。例えば以下のような取引を設定することで、ステージが上がり、特典が増えます。
- 給与振込口座として設定
- 三菱UFJ銀行の住宅ローン利用
- 三菱UFJデビットやクレジットの利用
- 資産運用(投資信託、外貨預金など)
組み合わせて活用することで、手数料無料回数の増加やポイント特典を得られる可能性も高くなります。
まとめ:『スーパー』は名ばかりじゃない、お得な普通預金
三菱UFJ銀行のスーパー普通預金は、普通預金にプラスアルファの優遇が付いた便利な口座です。金利は大差ないものの、手数料の無料回数やサービスの充実度で大きな違いが出てきます。三菱UFJダイレクトを利用している方はすでに切り替え済みの場合も多く、知らないうちにお得な口座を利用しているかもしれません。利用状況に応じて特典をフル活用してみてはいかがでしょうか。
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