高校卒業後に進学と同時に一人暮らしを始める場合、多くの費用がかかります。家族の支援なしで生活するためには、どれくらいの貯金が必要なのか、そして今からどう準備すべきかを具体的に解説します。
一人暮らしにかかる初期費用の目安
まず最初にかかるのが引っ越しや家具家電の購入費などの初期費用です。以下のような費用が想定されます。
- 敷金・礼金・仲介手数料など:15万〜25万円
- 家具・家電(冷蔵庫、洗濯機、布団、机など):10万〜20万円
- 引っ越し費用:3万〜5万円
- 当月+翌月の家賃:10万円前後(家賃5万円と仮定)
合計で約40万円〜60万円が必要になることが多いです。
毎月の生活費はどのくらい?
進学先が決まってからの毎月の支出も現実的に考えておきましょう。
- 家賃:5万円(地方なら4万円台も)
- 食費:2万円〜3万円
- 光熱費:1万円
- 通信費:5千円〜1万円
- 学用品・教材費:5千円
- 交際費・娯楽費:1万円
合計:月10万〜12万円程度が目安です。これに加えて、専門学校の学費(年間80万〜150万円)も必要となるため、奨学金やバイトの活用が欠かせません。
現時点の貯金が10万円以下ならどう準備すべき?
高校2年生で10万円未満の貯金なら、今からしっかりと準備することが大切です。
具体的なアクション例:
- アルバイトを始めて月2〜3万円を貯蓄に回す
- 高校卒業までに年間30万円以上の貯金を目指す
- 入学金や初期費用のために奨学金の申請を検討
- 家電は中古や譲り受けを活用し、費用を圧縮
仮に月2.5万円を18ヶ月間貯金できれば、45万円が貯まります。これで初期費用はほぼまかなえます。
専門学生におすすめの節約&収入源
生活を安定させるには「支出の管理」と「収入の確保」がカギです。
- 収入源: コンビニ・飲食・塾講師などのアルバイト。週3〜4日、月5万〜8万円の収入が目安。
- 節約術: 自炊を中心にする/フリマアプリで家具を安く購入/学割・自治体の学生支援制度の活用
また、家賃補助や生活支援がある自治体や学生寮を活用することで生活費を大きく抑えることも可能です。
奨学金や制度を積極的に活用しよう
日本学生支援機構の奨学金や、地方自治体の支援制度をうまく利用することが、専門学生にとっては大きな支えになります。
特に第一種(無利子)や給付型奨学金は返済不要なので、収入の少ない学生にとっては心強い味方です。
まとめ:目標は卒業までに貯金45〜60万円
高校卒業後に自立した生活を送るためには、初期費用と生活費を見据えた計画が必要です。特に初期費用として40〜60万円、月々の生活費として10万円前後を想定しておきましょう。
高校生活のうちからアルバイトと節約を組み合わせて、できるだけ貯蓄を増やしておくことが、自立の第一歩になります。
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