公的保険(社会保険・国民健康保険)以外で、民間保険に何を選べばいいか迷っている方も多いはず。この記事では、実際に多くの人が加入している代表的な民間保険の種類や特徴、加入の目的や選び方をわかりやすく紹介します。
定番の医療保険:入院や手術への備えに
医療保険は、病気やケガで入院・手術をした際に給付金を受け取れる民間保険の基本です。
加入者の多い理由:
・高額療養費制度ではカバーしきれない差額ベッド代や先進医療などに備えるため
・家計負担の平準化
例:30代夫婦世帯で、入院日額5,000円+手術保障+先進医療特約付きに加入しているケースが多く見られます。
がん保険・三大疾病保険:重い病気への手厚い備え
がん・急性心筋梗塞・脳卒中などの重病に特化した保険も人気です。医療保険ではカバーしきれない費用(通院治療、抗がん剤、副作用対策)を補うために使われます。
おすすめされる人:
・家族にがんの既往歴がある方
・働きながら治療を続ける可能性のある方
特に通院型治療が増えている現在、一時金タイプのがん保険(診断一時金100万円など)は加入率が高くなっています。
収入保障保険:万が一に備える生活費の補填
万が一の際に毎月一定額が家族に支払われる収入保障保険。掛け捨て型の生命保険として、若い世代や子育て中の家庭に特に支持されています。
利用例:
・30代共働き夫婦が、お互い月10万円の保障で加入し、住宅ローン・教育費のリスクに備える
保険料が比較的安く、必要保障額を効率よくカバーできる点が選ばれている理由です。
自動車保険:所有者のほぼ全員が加入
自賠責保険に加えて、対人・対物・車両補償などをカバーする任意の自動車保険も代表的な民間保険のひとつです。
加入率はほぼ100%で、補償内容の見直しによって保険料を節約する動きも活発です。
例:ネット型自動車保険を使って年1万円以上節約しているケースも。
その他:個人年金保険・就業不能保険など
将来の老後資金の備えとしての個人年金保険や、病気やケガで働けなくなったときの収入をサポートする就業不能保険も注目されています。
近年はインフレ・増税・年金不安から、貯蓄型保険や投資信託型の保険(変額保険)への関心も高まっています。
まとめ:自分に合う保険はライフステージで変わる
民間保険の加入状況は年齢・家族構成・資産背景によって大きく異なります。
医療保険・がん保険・収入保障保険・自動車保険が特に支持されており、多くの人がこれらをベースに、自分の生活リスクに合わせて選んでいます。
「なんとなく」ではなく、自分にとって必要なリスクに絞って選ぶことで、保険料をムダにせず、生活に安心を加えることができます。
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