PayPayでの不審な送金が届いたときの正しい対処法と注意点

近年、キャッシュレス決済の普及とともに個人間の送金も手軽に行えるようになりました。しかし、それに伴って「突然の送金」や「不審な送金」といったトラブルも増加しています。この記事では、意図しない人物からPayPayで送金されてきた場合の対処法や注意点について解説します。

PayPayでの送金とは？

PayPayでは、ユーザー同士が電話番号やIDを使って簡単にお金を送り合うことができます。この手軽さゆえに、予期せぬ相手からの送金が届くことも少なくありません。

特に、以前関わりのあった人から突然送金されると戸惑う方も多いです。ブロックしていた相手からでも、事前に設定を変更していないと自動で受け取ってしまう仕様になっている点にも注意が必要です。

PayPayは受け取った時点で残高に反映されます。これが問題になるのは、相手が自分の存在を確認するために少額を送ってくる「生存確認送金」や、嫌がらせ、ストーカー行為の一環である場合です。

また、金額のやりとりが発生することで、「連絡が取れる」と相手に思わせてしまう可能性もあります。心理的な圧力を感じる場合もあるため、慎重な対応が求められます。

PayPayで受け取った残高を「返金」する行為は、一見誠意ある対応のようにも見えますが、実は危険な場合があります。送金返金を行うことで相手に自分がその送金を見ていることを知らせてしまい、接点を与えることになります。

同様に、送金に対してメッセージで反応したり、問い返したりすることも、生存確認を許す行為となり、今後のトラブルの火種となる可能性があります。

PayPayには、送金元ユーザーをブロックする機能があります。ブロックすると今後そのユーザーからの送金やメッセージは届かなくなります。

加えて、明らかに嫌がらせやストーカー行為と感じられる場合は、アプリ内から運営に通報することができます。必要であれば警察や消費生活センターなどの第三者機関に相談することも検討しましょう。

PayPayでは、検索によるID表示や送金の受け取り方法に関して設定ができます。受け取りを「手動承認」に設定しておけば、勝手に送金されて自動で残高に反映されることを防げます。

また、電話番号やIDを知られていることが前提の場合、変更を検討するのも一つの手です。アカウント自体の再設定なども選択肢として考える価値があります。

見知らぬ相手やトラブルとなった相手からのPayPay送金には、一切反応せず、ブロックと通報で対応するのがベストです。誤って反応してしまうと、再び相手が接触を図ってくる可能性があります。

不安を感じたら一人で悩まず、友人や専門機関に相談することを忘れないでください。あなたの安心と安全が何よりも大切です。