マイカーローンの審査に通ったあと、次に求められるのが「見積書の提出」です。ここで初めて「見積書の名義は誰の名前で発行されるべきか?」という疑問を持つ方も少なくありません。とくにパートナーや家族と一緒に車を購入するケースでは、名義の取り扱いに注意が必要です。
マイカーローンにおける「見積書」の役割
見積書は、金融機関がローン審査時に利用する重要な書類です。内容には「車種」「購入価格」「販売店名」「名義人(購入者)」などが含まれており、融資額や契約内容を最終確定する判断材料となります。
そのため、見積書の名義とローン契約者(申込者)の情報が一致していないと、金融機関によっては再審査や書類の差し戻しになることもあります。
見積書の名義が彼氏・家族でも大丈夫?
基本的に、見積書はローン契約者本人の名義で発行される必要があります。これは、ローンの使途(=その資金が誰のために使われるか)を明確にし、不正利用を防止するためです。
たとえば、あなたがローン契約者で、見積書の名義が彼氏だった場合、「ローン資金を他人に流用する」という解釈がされる可能性があります。これは金融機関にとってリスクとなるため、原則NGです。
例外的に認められるケースとは?
一部の銀行や信販会社では、以下のような条件を満たすときに、名義人が異なっていても柔軟に対応してくれることがあります。
- ローン申込者と名義人が配偶者または同居の家族である
- 同意書や追加書類を提出することで確認が取れる
- 連帯保証人として関係性を証明する
ただし、これらの対応はあくまで例外的措置であり、金融機関によって判断が異なるため、事前の確認が必須です。
販売店に相談して名義変更をしてもらおう
すでに見積書が彼氏名義で発行されている場合でも、販売店に依頼すれば、名義をあなたの名前に変更した再発行が可能です。見積書の発行自体に費用はかからないのが一般的で、数分〜数時間程度で対応してもらえるケースが多いです。
その際には、ローンの審査通過済みである旨を伝え、販売店と金融機関の間でスムーズに情報が連携されるようにしておくと安心です。
見積書名義のミスマッチがもたらすリスク
万が一、見積書とローン申込者の名義が一致していないまま書類を提出した場合、以下のようなリスクがあります。
- 融資実行の遅延
- 審査の差し戻しや再審査
- 最悪の場合、ローンがキャンセル扱いとなる
こうした事態を避けるためにも、ローン手続きの最初の段階から「見積書の名義=ローン契約者本人」で統一しておくことが鉄則です。
まとめ:名義は本人名義が原則、販売店への相談がカギ
マイカーローンにおける見積書は、融資実行に不可欠な書類です。その名義が契約者本人でない場合、多くの金融機関では受理されないため注意が必要です。
見積書が彼氏名義だったとしても、販売店に再発行を依頼すれば解決できるケースがほとんどです。必要に応じて金融機関にも確認を取りながら、スムーズな手続きに進めましょう。
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