韓国旅行者の間で注目されている「WOWPASS(ワオパス)」は、交通機能と外貨両替機能を兼ね備えた便利なカードです。しかし、最近増えている質問のひとつが「スマホに取り込んでSuicaのように使えるのか?」という点。本記事では、WOWPASSカードとアプリの連携、そしてスマホのみでの決済や交通利用が可能かどうかを詳しく解説します。
WOWPASSカードとアプリは別物?基本構造を整理
WOWPASSは、韓国で利用できるICカードで、交通カード(T-money)とプリペイド型のVISAカード機能を持っています。カード本体をアプリに登録することで、残高の確認やチャージ、為替レートのチェックが可能です。
ただし、カードとアプリは連携していても、スマホにカード機能を完全に取り込めるわけではありません。アプリはあくまで残高や履歴確認の補助的な存在です。
スマホでタッチ決済はできるのか?
現時点では、WOWPASSカードをApple WalletやGoogle Payに取り込むことはできません。つまり、SuicaやPASMOのように「スマホをかざすだけで改札を通る」といった利用は不可能です。
駅やバスの改札機、店舗のタッチ決済端末では、必ず物理カードをかざす必要があります。アプリだけでは決済や交通利用はできません。
WOWPASSアプリでできること・できないこと
- できること
- ウォンへの両替とチャージ
- 残高・利用履歴の確認
- 位置情報から両替機の検索
- できないこと
- スマホでのタッチ決済
- 改札の通過
- QRコード決済
そのため、外出時には必ずカード本体を携帯する必要があります。
今後のスマホ連携の可能性は?
公式によれば、今後Apple WalletやSamsung Payなどのデジタルウォレットへの対応を検討しているとの話もありますが、2025年8月現在では未対応です。[参照]
同様の交通ICカードである「T-money」も、スマホ版アプリでは一部制限があるため、韓国ではまだまだ物理カード利用が一般的です。
実例:観光客の使用シーンと注意点
たとえば、仁川空港に到着後、WOWPASS機でカードを発行して、アプリに連携。地下鉄に乗るには物理カードをかざして改札を通る必要があります。その際、スマホアプリの起動は不要です。
一方で、カードを自宅に忘れてしまうと、アプリがあっても決済も改札通過もできないので要注意です。
まとめ:WOWPASSはスマホだけでは使えない。カード携帯が必須
WOWPASSは便利なプリペイド兼交通カードですが、スマホアプリのみでは決済や改札通過はできません。必ず物理カードを携帯して利用しましょう。
アプリはあくまで管理用のツール。将来的なスマホ完全対応に期待しつつ、現状ではカードを使った利用が基本です。
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