マイナポータルで確認する国民年金保険料の猶予申請状況とその意味をわかりやすく解説

マイナポータルを通じて国民年金保険料の免除や猶予申請を行うと、数日以内に「進行中」といったステータスが表示されることがあります。この表示が何を意味し、今後どうなるのか不安に思う方も多いでしょう。本記事では「進行中」表示の意味やその後の流れ、注意点までを詳しく解説します。

「進行中」の意味とは？承認ではないことに注意

マイナポータル上の「進行中」というステータスは、申請が受理され、審査手続きが開始された段階を示しています。つまり、まだ承認（可決）されたわけではありません。

申請内容が年金事務所や市区町村で審査され、その後「承認」または「不承認」といった正式な結果が通知されます。多くの場合、数週間から1ヶ月程度かかることがあります。

一般的な猶予申請の流れは次の通りです。

ステータスが「審査完了」「可決」などに変わった後、正式に猶予適用となります。

進行中の状態では何もアクションは必要ありませんが、マイナポータル上で通知の更新を定期的に確認することをおすすめします。また、数週間たっても進展が見られない場合は、申請先の年金事務所に確認してみましょう。

また、マイナポータルの通知はメール連携やLINE通知も設定できるため、設定しておくと見逃しが防げます。

国民年金保険料の猶予が認められると、その期間中の支払いが一時的に免除されます。将来的な年金額には影響がありますが、経済的に厳しいときの制度として非常に有用です。

ただし、猶予期間中は未納ではないものの、将来的に追納しない限り、年金受給額には反映されません。経済的余裕ができたら追納も検討しましょう。

不承認となった場合でも、再申請や他の免除制度（全額・半額・納付猶予）への切り替えが可能です。その際は申請理由や収入状況の変化を再確認し、年金事務所に相談してみてください。

また、万が一書類不備が原因だった場合は、修正や補足提出で再審査されることもあります。

マイナポータルに表示される「進行中」は、申請がきちんと受理された証です。まだ承認結果ではないため、焦らずに通知やステータス更新を待ちましょう。結果が出るまでは特に追加対応は必要ありませんが、不明な点があれば最寄りの年金事務所に確認を。

国民年金の猶予制度を賢く使って、無理なく将来の年金準備を進めていきましょう。