スマホ決済アプリ「PayPay」では、送金時に『SNSで送る』という方法を選ぶことができます。特に連絡先を知らない相手や、口座番号不要で送金したいときに便利なこの機能ですが、履歴にはどう表示されるのか?や、相手の情報はどこまで確認できるのか?といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、その仕組みと具体的な表示内容、注意点まで詳しく解説します。
『SNSで送る』とは?PayPayのリンク型送金の仕組み
『SNSで送る』は、PayPayアプリ内で送金リンクを生成し、それをLINE・Twitter・メールなどで相手に送ることで、リンクを受け取った相手が受け取り手続きをする送金方法です。相手のPayPay IDや電話番号を知らなくても、送金できる点がメリットです。
この方法で送金すると、相手がリンクを開いて受け取りを完了しない限り、送金処理は完了しません。受け取り期限は通常7日間で、それを過ぎると自動的に送金はキャンセルされ、金額は差し戻されます。
送金履歴に残る情報はどう表示される?
PayPayで送金した場合、アプリ内の「取引履歴」に記録が残ります。『SNSで送る』を使用した場合でも、以下のような情報が表示されます。
- 送金ステータス(例:「送金済」「未受け取り」など)
- 金額
- 送金日
- リンクの有効期限
ただし、リンク作成時点では相手の名前やPayPay IDは表示されません。相手がリンクを開き、PayPayアカウントで受け取り手続きを完了したタイミングで、送金先としてそのユーザーの名前(ニックネーム)やPayPay IDが履歴に反映されることがあります。
相手の情報はどこまで残るのか?
『SNSで送る』を使った場合、受け取りが完了しない限り、相手の情報は履歴上に表示されません。受け取った相手がPayPayにログインし、正式に入金処理を完了すると、履歴にそのユーザーのニックネームやアイコンが表示されるようになります。
一方で、相手がPayPay未登録だった場合や期限までに受け取り手続きをしなかった場合は、送金未完了として扱われ、相手の情報は表示されず、金額は返金されます。
実際の画面イメージ(参考例)
以下はPayPayアプリ内での履歴表示の例です(※参考画像として実際には表示できません)。
- リンク作成直後:「送金リンク作成済」「相手未受取」などのステータス表示。相手情報なし。
- 受け取り完了後:「送金完了」「◯◯さんに送金済」などと表示。相手のニックネームとアイコンが見える場合あり。
- 期限切れ:「リンク期限切れ」や「未受取キャンセル」などの表示。金額は戻され、相手情報なし。
つまり、相手がリンクを開いて処理しない限り、身元の情報は表示されない仕組みです。
安全に利用するための注意点
『SNSで送る』は非常に便利な機能ですが、不特定多数にリンクを送るのは避けるべきです。リンクを知っている人なら誰でも受け取れてしまうため、信頼できる相手だけに送るようにしましょう。
また、受け取りが完了するまでは送金が完了していないため、取引完了のタイミングに注意が必要です。万一の誤送信やリンク流出に備え、公式サイトのガイドやヘルプも参照して対策を確認しておくと安心です。
まとめ:『SNSで送る』は便利だが履歴と情報は注意して活用を
PayPayの『SNSで送る』機能を使えば、相手の連絡先を知らなくても手軽に送金できますが、履歴には送金ステータスと相手の情報が受け取り完了後に表示される仕様です。リンクを開かれなければ個人情報は表示されず、取引も未完了のままです。
この仕組みを理解し、信頼できる相手との取引でのみ使用することで、より安全かつ効果的にPayPayの送金機能を活用できます。
コメント