複数のリボ払いを抱えている方にとって、「おまとめローンで手数料を減らせるのでは?」と考えるのは自然なことです。特に、PayPay、メルペイ、エポスなど複数のキャッシュレスサービスやクレジットカードからのリボ払いが重なっている場合、月々の返済額よりも金利負担のほうが深刻になることがあります。本記事では、現在100万円以下のリボ払いを抱える方が、おまとめローンを活用することで本当に得になるのかを、わかりやすく解説します。
リボ払いの仕組みと手数料の実態
リボ払いとは、利用金額にかかわらず、毎月の返済額を一定に抑える代わりに、残高に対して高金利の手数料がかかる仕組みです。多くのリボ払いは年利15%前後に設定されており、長期で支払い続けると利息負担が非常に大きくなります。
たとえば、100万円の残高を月3万円で返済した場合、完済までにかかる期間は約4年、支払総額は約1,180,000円以上になるケースもあります。
おまとめローンの仕組みと利点
おまとめローンとは、複数の借入を一つにまとめて借り換えすることで、金利負担を軽減し、返済計画を一本化できるローン商品です。通常、金利は6〜13%前後と、リボ払いよりも低く設定されているケースが多いため、支払総額の削減が見込めます。
また、月々の支払管理が一つにまとまることで、延滞のリスクも低下し、計画的に返済を進めやすくなるというメリットもあります。
実例で見るおまとめ効果
実際に、エポス、メルペイ、PayPayあと払いなどのリボ残高を合わせて約95万円、月々3万円ずつ返済していたAさんのケースでは、金利が年利15%からおまとめローンで年利9.8%に下がることで、完済までの利息を約13万円以上削減することができました。
しかも、完済までの期間が3年半に短縮されたため、精神的な負担の軽減にもつながりました。
どんな人におまとめローンは向いているか?
- 借入額が50万円以上〜300万円未満程度で、リボを複数利用している方
- 返済の遅延がなく、今後も安定収入が見込める方
- 金利が下がる条件で借り換えが可能な場合
反対に、既に延滞歴がある方や、収入が不安定である場合は、審査に通らない可能性や、返済困難になるリスクもあるため注意が必要です。
おすすめのおまとめローン会社と選び方
代表的なおまとめローンの提供先としては以下があります。
- プロミスのおまとめローン(年率6.3〜17.8%)
- ジャパンネット銀行(PayPay銀行)カードローン(年率1.59〜18.0%)
- アイフル「かりかえMAX」(年率3.0〜17.5%)
選ぶ際のポイントは、実質年率(APR)が現在のリボより低いか、返済シミュレーションで総支払額が減るかをチェックすることです。事前審査やWEB申込に対応している業者を選べば、比較的スムーズに手続きが進められます。
まとめ:計画的なおまとめはリボ地獄からの脱出手段になり得る
現在リボ払いが複数あり、金利負担が気になっている方にとって、おまとめローンは有効な選択肢です。特に返済の遅延がない状況であれば、良好なクレジット履歴として評価されやすく、審査にも通りやすいといえます。
ただし、金利や返済総額を必ず事前に比較し、「借り換えによって損をしないか」を冷静に確認することが大切です。将来的な再リボ化を防ぐためにも、完済計画を明確に立ててから実行に移しましょう。
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