ご家庭で保管していた昔の1円玉や5円玉が、思わぬプレミア価値を持っていることがあります。貨幣の世界では、発行枚数が少ない年やエラーコインなどが収集家の間で高く評価される傾向があり、一見普通の小銭が市場で数百円から数千円の価値を持つこともあります。
プレミア価値がつきやすい1円玉の年号
特に注目されているのが昭和64年の1円玉です。昭和64年はわずか7日間しか存在せず、その間に発行された硬貨は極端に少なくなっています。
この1円玉は状態が良ければ、数百円〜1000円程度の価値で取引されることも。また、平成23年、平成24年なども製造数が少ない年とされ、綺麗な未使用状態なら価値が上がる可能性があります。
プレミア価値がある5円玉の発行年とは?
5円玉で特に価値が高いとされるのは昭和32年の「ニッケル黄銅製」5円玉です。この年のみ素材が異なり、収集家の間で希少とされています。
また、昭和33年や昭和62年の5円玉も比較的発行枚数が少なく、状態が良ければ数百円で売買されることがあります。5円玉はデザインの変化も少ないため、年号のチェックが重要です。
エラーコインにも要注目
プレミア価値が跳ね上がるケースとして注目されるのが、「エラーコイン」と呼ばれる製造ミスのある硬貨です。たとえば、刻印のずれ、穴ずれ、打刻ミスなどが該当します。
このようなエラーコインは専門家が鑑定したうえで数千円〜数万円で取引されることもあるため、自宅に眠っている小銭は一度じっくりと確認する価値があります。
硬貨の価値を調べる方法と注意点
収集家向けのカタログ(例:「日本の貨幣カタログ」など)を利用することで、発行年ごとの流通量やプレミア価値を調べることができます。また、オークションサイト(ヤフオクやメルカリなど)で相場を確認するのも一つの方法です。
ただし、状態(美品・未使用など)により価値が大きく変動します。素人目には価値がわかりにくい場合もあるため、心配であればコイン商や古銭専門店で鑑定してもらうとよいでしょう。
実際に見つかる可能性は?
昭和30年代〜40年代に発行された1円玉・5円玉は多く残っており、その中に価値ある年号が紛れていることもあります。特に、親世代・祖父母世代のタンス貯金の中から思わぬ「お宝」が見つかるケースも。
例として、昭和64年の1円玉が10枚ほどまとめて保管されていたケースでは、合計で3000円以上の査定がついたという報告もあります。
まとめ:小さな硬貨にも大きな価値が眠っているかも
1円玉や5円玉の中にも、発行年や状態次第で高い価値を持つものが存在します。特に昭和64年や昭和32年などは要チェックです。
捨てたり銀行に預ける前に、一度硬貨の年号を確認してみてはいかがでしょうか。コインの世界は奥深く、思わぬ発見があるかもしれません。
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