クレジットカードで貯める「ポイント」と「マイル」。どちらが得なのか迷う方は多く、特に飛行機に頻繁に乗らない“陸マイラー”にとっては選択が難しいところです。今回は、dカード GOLDやJALカードを例に、どちらがよりお得かを比較・解説していきます。
dカード GOLDのメリットと制限
dカード GOLDでは、ドコモ利用者であれば最大10%還元が可能で、年間約4万ポイントを得ている方も少なくありません。また年会費1万1,000円(税込)は、実質的にクーポンや特典で回収できるケースもあります。
しかし最近では、従来のdポイントによる直接還元ではなく、用途が限られるクーポンに切り替えられつつあり、「自由度が減った」と感じるユーザーも増えています。
JALカードのマイル運用と価値
JALカードはショッピングマイル・プレミアムに加入すると、通常200円=1マイルが100円=1マイルにアップし、マイルが貯まりやすくなります。さらに特約店(イオンなど)では2倍になるため、日常の買い物でも効率よくマイルを蓄積できます。
マイルは特典航空券への交換が主な使い道ですが、1マイルあたり2円〜5円程度の価値になる場合があり、上手に使えばポイントよりも高還元率になる可能性もあります。
陸マイラーにとっての現実的な選択肢
飛行機にたまにしか乗らない方でも、JALの国内線特典航空券(6,000〜12,000マイル程度)に交換すれば、1回の旅行で2万円以上の価値を得られることも。
一方で、dポイントは日常の買い物(コンビニやドラッグストア)で1ポイント=1円で手軽に消化でき、マイルのように有効期限や条件に縛られる心配がありません。
使い勝手と還元率のバランス
- dポイント:1ポイント=1円、どこでも使いやすい、汎用性高い
- マイル:1マイル=2〜5円相当(特典航空券交換時)、利用タイミングが重要
どちらも一長一短ですが、年に1〜2回の国内旅行をするなら、マイルの方がコスパが高くなる傾向があります。ただし「旅行に行く予定がない」「マイルが使いきれない」場合は、dポイントの方が現実的です。
実際にどう選ぶべきか?
以下のような判断基準で切り替えを検討するのがベストです。
- 年1回でも特典航空券を使いたい → JALカードに切り替え検討
- ポイントを日常使いしたい・固定費削減したい → dカード継続もアリ
- イオン利用が多くJAL特約店をフル活用できる → JALカード有利
また、「マイルを貯めてみたいけど不安」という方には、dポイント→JALマイルへの交換(5,000P→2,500マイル)というハイブリッド戦略も存在します。
まとめ:自分の生活スタイルで最適解は変わる
ポイントとマイル、どちらがお得かは「使い方次第」です。日常での使いやすさを求めるならdポイント、旅行に活用して高還元を狙うならJALマイル。特に陸マイラーの方は、「たまにでも飛行機に乗る予定があるかどうか」が判断のポイントになります。
無理にどちらかに決めず、必要に応じて併用したり、移行可能なポイントを賢く使うことで、自分にとって一番得な選択ができるようになります。
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