社会人1年目で貯金ができないあなたへ|リボ払い・奨学金返済中でも貯金を始める方法

貯金

社会人1年目で貯金ができないのは、あなただけではありません。一人暮らしの初期費用やクレジットカードのリボ払い、奨学金の返済が重なれば、手元に残るお金は限られます。そんな中でも、無理なく将来に備えるための貯金習慣をつくることは可能です。本記事では、収支の見直し方や返済とのバランス、そして貯金を始める意義について、わかりやすく解説します。

まずは「貯金ができない原因」を整理しよう

貯金ができない理由は、収入が少ないからではなく、支出のバランスが崩れているからという場合が多く見られます。リボ払いで毎月6万円、奨学金の返済が数万円と続けば、貯金に回す余裕はなかなか生まれません。

特にリボ払いは高金利のため、返済額が固定でも元本がなかなか減らず、長期的に見ると大きな負担になります。まずは支出の構造を整理し、どこにいくら使っているのかを把握することが第一歩です。

リボ払いは早めの完済を最優先に

毎月6万円ずつ返済しているなら、残り40万円で約7か月前後で完済可能です。仮に返済額を減らして貯金を優先しても、リボ払いの金利負担が増えるだけで、結果的に損をすることになります。

貯金よりも「負債の返済」が最大の節約です。可能な限り早くリボ払いを終え、その後に貯金を始める方が精神的にも金銭的にも楽になります。

貯金は「目的」と「安心」のために必要

「将来お金を使う予定がないから貯金しなくてもいい」と思いがちですが、人生には予測できない支出がつきものです。急な病気や失業、実家の事情など、いざという時にお金が必要になる場面は突然やってきます。

また、貯金があるだけで心に余裕ができ、無理に借金をしたり、生活を崩したりするリスクも減ります。貯金は単なる数字ではなく、「将来への保険」なのです。

生活費と返済・貯金のバランスの決め方

社会人1年目での理想的な家計の割合は、手取り収入に対して「生活費:70%、貯金:10%、返済:20%」がひとつの目安とされています。ただし、現在リボ払いの返済が重くなっているなら、まずは返済に比重を置くのが現実的です。

たとえば手取り月20万円であれば、6万円をリボ返済、12万円で生活、残り2万円は奨学金返済や将来の貯金の予備費に充てるといった形が考えられます。

実例紹介:奨学金400万円・リボ残高40万円からの再スタート

実際に筆者が相談を受けたAさん(23歳・会社員)は、家計簿アプリで支出を可視化し、毎月の固定費を徹底的に見直しました。格安SIMへの乗り換え、サブスクの解約、食費の見直しなどで月2万円の節約に成功。

その分を上乗せしてリボ払いの返済を前倒しし、半年で完済。その後は月1万円ずつの貯金を開始し、1年で約15万円を貯めることができました。無理なく貯金するには、生活の「ムダ」に気づくことが大切です。

貯金が続かない人は“仕組み化”がカギ

貯金が苦手な人におすすめなのが、「先取り貯金」です。給与が振り込まれた直後に、自動で別口座に1万円だけ移すよう設定するだけでも、知らないうちに貯まっていきます。

また、目標金額や目的を設定すると続けやすくなります。たとえば「10万円貯めたら旅行」「5万円貯まったら好きな服を買う」など、小さなご褒美がモチベーションになります。

まとめ:リボ完済を最優先にしつつ、少額からでも貯金を

社会人1年目で貯金ができないのは自然なことです。今はリボ払いという負債の完済を優先し、それが終わったら少額からでも貯金を始めるようにしましょう。

貯金は「目的がないと意味がない」のではなく、「目的がなくても価値がある」もの。安心のため、自分の人生の選択肢を増やすために、無理のない範囲から始めていきましょう。

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