凍結された銀行口座に誤送金した場合の組み戻し手続きと所要時間|安心の対処法を解説

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銀行振込を行ったあとに、相手の口座が凍結されていたことに気づいたら、誰でも不安になりますよね。この記事では、そうした場合に必要な手続き「組み戻し」について、手順やかかる時間、注意点を詳しく解説します。

そもそも「組み戻し」とは?

「組み戻し」とは、振込後に誤って送金してしまったことが判明した場合、銀行を通じてお金を戻してもらう手続きです。手数料がかかることが多く、相手先の了承が必要な場合もあります。

相手口座が凍結されている場合は、原則として相手の承諾なしでも組み戻しが可能です。ただし、口座凍結の理由によっては対応が異なるため注意が必要です。

凍結口座への誤送金時の組み戻しの流れ

口座が凍結されている場合、以下のような流れで手続きが進みます。

  • 1. 自分の銀行に連絡し、組み戻しを依頼
  • 2. 銀行が受取銀行へ連絡
  • 3. 凍結が確認されると、受取銀行が資金を返却
  • 4. 自分の口座に返金される

このように、凍結口座であれば相手の同意を得る必要がないため、比較的スムーズに手続きが進みやすいです。

組み戻しにかかる時間の目安

通常、組み戻しにかかる時間は以下のようなイメージです。

  • 手続き開始から完了まで:1週間〜10営業日ほど
  • 受取銀行の処理状況によっては、2週間以上かかる場合も
  • 口座が裁判所の差し押さえなどで凍結されている場合はさらに長引く可能性あり

急ぎの場合は、銀行にこまめに連絡を取り、進捗を確認しましょう。

凍結される原因によって変わる返金可否

口座が凍結される理由には様々あります。たとえば、以下のようなケースが一般的です。

  • 警察による捜査(詐欺やマネロン等)
  • 差押え(借金等の強制執行)
  • 利用者本人の申告による凍結(紛失・盗難など)

このうち、犯罪が絡む凍結の場合、捜査終了まで返金が保留されることもあるため、時間がかかる可能性があります。

一方で、利用者都合の凍結や単なる取引制限の場合は、比較的早く資金が戻る傾向にあります。

手続き時の注意点とポイント

組み戻しを行うにあたり、以下の点に注意してください。

  • 振込先の口座情報・振込日時・金額は正確に控えておく
  • 組み戻し依頼書への記入や、本人確認書類の提出が求められる
  • 手数料(660〜880円程度)が発生するのが一般的
  • ネット銀行でも支店に準じた対応となる

また、状況によっては返金が難しいケースもあるため、銀行の指示に従って慎重に進めましょう。

まとめ|落ち着いて行動すれば資金は戻る

凍結された口座に誤って振り込んでしまった場合でも、原則として資金を取り戻すことは可能です。

焦らずに、まずは自分の銀行に事情を説明し、正式な「組み戻し」の手続きを依頼しましょう。

状況によって多少の時間はかかりますが、銀行がしっかりサポートしてくれるので安心して対応してください。

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