銀行で“要介護状態でお金が受け取れる保険商品”を勧められたけれど、定期預金とどう違うの?同じ商品を保険屋で契約するのと銀行で契約するのでは何が違うの?といった疑問をお持ちの方に向けて、メリット・デメリットを比較しながらわかりやすく解説します。
銀行と保険ショップで契約する違い
銀行窓口では取り扱い少数の保険に絞って提案する“販売代理店”として営業しています。
一方、保険ショップでは多くの保険会社の商品を比較して選べるため、条件に合う最適な商品と出会える可能性が高くなります。
貯蓄タイプ保険の特徴とメリット・デメリット
◉ メリット。
- 要介護状態になれば保険金受取可能で、万が一の備えにもプラスになる
- 好きな時に解約できるため、定期預金より流動性が◎
◉ デメリット。
- 解約返戻金は契約期間で変動し、短期では元本割れリスクあり
- 保険料に含まれる手数料などがあるため、実質的な利回りは低くなる可能性も
定期預金との比較表
項目 | 定期預金 | 貯蓄型保険 |
---|---|---|
元本保証 | あり | 解約返戻金次第(一定期間は元本割れの可能性あり) |
金利・利回り | 固定/安定 | 変動・手数料考慮で低くなる傾向 |
流動性 | 満期前は引き出しにペナルティあり | 好きな時に解約可能(ただし返戻金に影響) |
保障機能 | なし | 要介護保険金の受取あり |
こんな人には“貯蓄型保険”が向いている
・老後に向けた備えをしたいが、投資リスクは避けたい
・将来の介護リスクにも備えつつ、必要な時にお金を取り出せる選択肢が欲しい
ただし、解約返戻金水準と想定期間をきちんと確認し、理解した上で契約する必要があります。
保険屋に相談するメリット
複数メーカーの商品を比較できるので、“より良い利回り”や“保障内容のバランス”をチェックしやすい点がメリット。
「まず話を聞いてみる」だけでも選択肢を広げられる可能性があります。
契約先による手続きの違いと注意点
- 銀行窓口:給与振込口座を使っているとスムーズ/キャンペーン提案されやすい
- 保険ショップ:専門アドバイザーが細かい保障内容や返戻率で比較説明してくれる
- どちらで契約する場合も『適合性の確認(リスク許容度・目的・期間)』は重要です
まとめ:選び方のポイント
まずは、“中長期でお金を預けつつ保障も欲しい”という目的があるかどうか整理しましょう。
その上で、銀行だけでなく保険ショップにも相談し、複数商品の比較検討をすることで、あなたに合った最適な選択ができます。
定期預金だけに限らず、保障付きの“貯蓄型保険”も視野に入れて情報収集と相談をしてみることをおすすめします。
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