SBI新生銀行とSBI証券の連携で発生する資金移動の仕組みと注意点|預かり金と預金の違いを正しく理解しよう

ネットバンキング

インターネットバンキングや証券口座の連携が進む中、SBI新生銀行からの入金が、意図せずSBI証券の「預かり金」に反映されるケースに戸惑う方が増えています。「銀行に入金したはずなのに証券口座に?」と驚かれた経験がある方も多いのではないでしょうか。

SBI新生銀行とSBI証券の資金連携の仕組み

SBI新生銀行とSBI証券を連携させている場合、資金をSBI新生銀行からSBI証券に送金すると、SBI証券の預かり金(MRFまたは証券総合口座)として反映されます。これは投資用の資金として一時的に保管されるもので、実際には「証券口座に預金」された状態です。

この状態ではSBI新生銀行の預金としてではなく、証券口座上での残高管理となります。したがって、引き出しや再度の銀行預金として戻す場合は別途操作が必要です。

預かり金からSBI新生銀行に戻すには

SBI証券の預かり金を再びSBI新生銀行に戻す場合、以下の手順が必要です。

  • SBI証券のマイページにログイン
  • 「入出金・振替」メニューを開く
  • 「出金指示」から出金先としてSBI新生銀行を選択
  • 出金金額を指定して出金予約を行う

出金処理は通常、平日の午前11時までに手続きすれば、当日中に銀行口座へ反映されます。

「預金としてキープ」には追加手続きが必要?

証券口座に移動された資金は「預金」ではなく、「投資資金として待機」している状態です。そのまま銀行預金としてキープしたい場合、一度証券口座から出金してSBI新生銀行に戻す必要があります。

なお、SBI証券側では資金の自動出金設定も可能です(「スイープ機能」)。これを利用していると、一定の条件で資金が自動で証券口座へ移動するため、スイープ設定の有無も確認しましょう。

スイープ機能の解除・変更方法

スイープ機能は非常に便利ですが、意図しない資金移動を防ぐには一時的に解除するのも選択肢です。

  • SBI証券マイページにログイン
  • 「口座管理」>「スイープ設定」を開く
  • スイープ設定を「解除」に変更し、保存

これにより、銀行側の残高が証券側に自動で吸い上げられることがなくなります。

実際に起こったケースと注意点

ある利用者が、SBI新生銀行に入金後すぐに引き出すつもりでいたところ、証券口座に預かり金として入金されており、銀行口座からは消えていたというケースが報告されています。

このような事態は、スイープ機能が有効になっていたこと、もしくは手動で「証券口座へ即時入金」を選択したことが原因である可能性が高いです。

まとめ:資金の行き先を把握して賢く使おう

SBI新生銀行とSBI証券を連携している場合、資金がどこに反映されるかを事前に理解しておくことが重要です。預かり金=預金ではないため、「銀行に残したい資金」は証券口座からの出金手続きを行いましょう。

また、意図しない資金移動を防ぐためには、スイープ機能の設定確認や、入出金操作の前に確認画面でのチェックが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました