Zaimを使ってPayPayを手動管理する際、「ソフトバンクまとめて支払い」でのチャージと銀行チャージの違いが混乱を招くことがあります。特に、Zaimの仕訳方法によっては支出が二重計上されるなど、家計簿として正確性を欠く場合も。本記事では、Zaim初心者でも理解しやすいように、PayPayのチャージ元ごとの最適な管理方法を解説します。
チャージの出どころによって支出処理を分ける
PayPayへのチャージが「銀行口座」から行われた場合は、Zaim上では通常の資金移動(振替)として処理します。つまり、「銀行口座」から「PayPay」へ振替という形で、家計全体の資産として動いたとみなします。
一方、「ソフトバンクまとめて支払い」は実際の現金が出ていないタイミング(携帯料金と合算)なので、チャージ時点では「PayPay」へ収入として処理し、支出は携帯料金請求時に計上する形になります。
支出の二重計上を防ぐ設定方法
現在のように、PayPayで使った都度支出を記録しつつ、まとめて支払いでチャージした分をZaimに収入として入力すると、「携帯料金の支出」と「PayPayでの買い物支出」で同じ金額が計上される恐れがあります。
この場合、PayPayのチャージを「収入」にせず、「振替」として処理するか、もしくは「携帯料金の支出」から該当チャージ金額を削除することで調整します。
実例:15000円チャージのケース
月初に「ソフトバンクまとめて支払い」で15000円をチャージした場合、以下のいずれかの方法が考えられます。
- 方法A:チャージ時→PayPayに収入入力、支出時→PayPay使用ごとに支出入力、携帯請求時→支出入力【→結果:二重になる】
- 方法B:チャージ時→収入入力、携帯請求時→無視(Zaim上の支出に計上しない)
- 方法C:チャージ時→振替入力、携帯請求時→携帯代として支出に含める
最もバランスが取れているのは方法Cです。チャージ元が「携帯料金に合算」とわかっていれば、Zaim上では「PayPay:15000円の収入」「携帯代:15000円の支出」という関係で一致させるのが自然です。
PayPay連携を使わず手動管理する際の注意点
PayPayの取引件数が少ない場合、連携せずに手入力で管理するのは有効です。ただし、チャージと使用の出どころの整合性を取るため、必ずチャージ元をメモ欄やタグで明示しましょう。
たとえば、「#銀行チャージ」「#まとめて支払い」といったタグを付けることで、月末に振り返るときの把握がしやすくなります。
PayPayを「集計対象外」にすべきか?
一概に「PayPayを常に集計対象外」に設定するのはおすすめできません。銀行チャージとの兼用である以上、「チャージ元に応じて都度設定を切り替える」、または「PayPayを資産口座とみなし、支出はすべてPayPayで処理」など、運用ルールを明確にする必要があります。
不明瞭なまま運用を続けると、Zaimの目的である「資産の見える化」が機能しなくなるため注意しましょう。
まとめ
ZaimでPayPayの「まとめて支払いチャージ」を扱う際は、チャージ元と支出の整合性をどう取るかが重要です。最も合理的なのは、PayPayに収入として記録し、携帯料金支出にチャージ分を含めない方法です。運用ルールを一貫して管理することで、二重計上を防ぎ、家計簿の精度も高まります。
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