夫婦2人+乳児1人という家族構成の中で、月の食費をどれくらいに抑えることができるのかは、多くの家庭が直面するリアルな悩みです。特に外食を控えて自炊中心の生活を送っているにもかかわらず、食費が月5万~6万円になることは決して珍しくありません。本記事では、同じような家族構成の実例を交えながら、平均的な食費と無理なく取り組める節約方法をご紹介します。
夫婦+乳児家庭の食費の相場とは?
総務省の家計調査によると、乳幼児を含む3人家族の平均的な食費は月約5.5万円前後とされています。これはあくまで統計上の平均で、住んでいる地域や食へのこだわり、生活スタイルによって差があります。
例えば、乳児がいる家庭では離乳食の材料が追加で必要となり、大人が普段使わない食材を購入する機会もあるため、若干高くなる傾向にあります。
豪華な食卓でも節約できる工夫
旦那さんのこだわりでメイン+副菜2品+サラダ+汁物と豪華な夕食を用意している場合でも、工夫次第で費用を抑えることが可能です。以下のような方法が効果的です。
- メインのボリュームを抑えて、副菜を野菜中心にする
- 作り置きおかずを活用して同じ食材を複数メニューに展開
- 「週末まとめ買い&献立表」で無駄買いを減らす
例えば、鶏むね肉やもやし、豆腐などの低価格・高栄養食材をベースに献立を構成すれば、満足感を保ちつつコスト削減が可能です。
乳児の食費はどうしてもかかる?
9ヶ月の赤ちゃんがいる家庭では、食費に加え離乳食関連の支出がかさみがちです。ただし、ベビーフード(BF)を使わず手作り中心にすることで、コストは大幅に下げられます。
冷凍保存や大人の食事から取り分けて調理する工夫を取り入れることで、毎回の食材購入を減らすことができ、月1,000〜2,000円程度の節約につながる場合もあります。
5万円以下に収めるリアルな工夫と実例
以下は、実際に5万円以下でやりくりしている家庭の節約例です。
- 主な買い物は週に1回、業務スーパーやディスカウントストアを活用
- 週末に5日分の献立を決めておく
- 1回の買い物予算を1万円以内に設定し、1ヶ月で4回に抑える
また、パンやマックなどの軽食購入を月に1回に限定することで、週末のご褒美感を保ちながら出費をコントロールできます。
節約は「量」より「バランス」と「管理」で
食費を抑えようとすると、「量を減らす」方向に偏りがちですが、栄養や満足度を損なわないためには、献立のバランスと無駄をなくすことが鍵です。冷蔵庫の在庫を把握する習慣をつけるだけでも、無駄な買い物を防げます。
また、レシートを使った食費の振り返りや、アプリで支出管理することで「どこに使っているか」を可視化し、改善のヒントを見つけやすくなります。
まとめ:家族の健康と満足感を保ちつつ、現実的なラインを見極めよう
夫婦+乳児1人という家族構成で月5.5万円前後の食費は十分現実的な範囲です。とはいえ、5万円以下に抑えたいという目標があるなら、買い物スタイルの見直しや在庫管理、献立の工夫といった「ちょっとした努力」が大きな差を生みます。
節約=我慢ではなく、「知恵」と「管理」で生活の質を落とさず食費を整えることが、これからの家計にとって大切な視点となります。
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