銀行のATM手数料は、ちょっとした利用でも積み重なると意外と大きな出費になります。特にコンビニATMを利用する際は、手数料無料のタイミングを活用することが大切です。この記事では、毎月25日・26日の無料タイムと、月2回までの無料利用特典の違いについて解説し、賢くATMを使う方法をご紹介します。
コンビニATMの「月2回無料特典」とは?
多くのネット銀行やメガバンクでは、一定の条件を満たすとコンビニATMの利用が月に数回まで無料になります。たとえば、楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行などは、取引状況に応じて「ATM手数料月○回無料」の特典を提供しています。
この「月2回無料特典」は、通常の手数料がかかる曜日・時間帯であっても、所定の回数まで無料でATMから現金の出金ができる制度です。手数料無料対象のATMには、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット(ファミリーマートなど)などが含まれます。
25日・26日の「時間限定無料」とは何が違う?
一部の銀行では、給与振込などが集中する毎月25日や26日の昼間(例:8:45〜18:00など)に限り、特別にATM手数料を無料にする取り組みを行っています。これは通常の「月2回無料枠」とは別枠で提供される優遇措置です。
つまり、25日や26日に利用することで、月2回の無料枠を消費せずにATMを利用できるため、賢く活用すれば実質的に月数回以上の無料引き出しが可能になります。
2つの無料特典は併用できる?
はい、併用できます。25日・26日の無料優遇は、あくまで“時間帯限定”の無料措置であり、月2回の「回数制限付き無料」とはカウントが別です。したがって、25日や26日に出金すれば、月2回の無料枠を温存することができるのです。
たとえば、毎月5日と15日に無料枠を使い、25日にさらに引き出すというように、実質的に月3回以上無料でATMを使えることになります。
具体例でシミュレーションしてみよう
例:ある銀行口座で「コンビニATM月2回無料」の特典がある場合、
- 5月5日:コンビニATMで出金 → 無料(1回目)
- 5月20日:コンビニATMで出金 → 無料(2回目)
- 5月25日:セブン銀行ATMで出金(8:45〜18:00) → 時間帯優遇で無料(回数カウントなし)
このように、条件さえ整えば実質3回以上無料で利用することが可能です。
手数料節約のポイントと注意点
・「無料回数」がリセットされるタイミング(多くは毎月1日)を把握しておきましょう。
・25日・26日無料が適用されるのは「銀行ごとのルール」に従う必要があります。時間や対象ATMが異なる場合があるため、公式サイトで確認しましょう。
・「出金手数料無料」でも「振込手数料」には別途料金がかかるため混同しないように注意が必要です。
まとめ:ATMの無料特典を最大限活用しよう
ATM手数料はちょっとした工夫で大きく節約できます。「月2回無料枠」と「25日・26日の時間帯無料」は別枠として利用できるため、両方を活用することで実質無料回数を増やすことが可能です。
自分の銀行がどのATMに対応しているのか、無料条件はどうなっているのかを定期的に確認し、賢くお金を管理していきましょう。
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